2023年4月14日 07:00
「ウォレット」とは仮想通貨などのデジタル資産における口座を指しています、仮想通貨取引を行うには取引所に必ず身分証明書を送った上でアカウントとウォレットを開設することから始まります。
このウォレットはクラウド上の口座です、全てが暗号管理されていますが自身がウォレットIDやアクセスキーを忘れてしまった場合はウォレット自体は無くなりませんが事実上仮想通貨を扱うことができずにコインを失うことになります。
ハッキングやPCの故障などで実際に仮想通貨を失ってしまうケースは少なくありません、この点では銀行のような決裁母体が無い仮想通貨では極めてリスクが高いと言わざるを得ません。
こうしたリスクを克服しようとする試みがハードウォレットという技術です、ただ現在では確実な実用段階には至っていません。
仕組みそのものは各種各様に検討されていますが私はUSB型の秘密の認証機能を有したハードウォレットを思考しています、このハードウォレットとはクラウド上に作成されたウォレットと連動する一つのキーで自家用車のキーと同じだと考えれば解りやすいでしょう。
ウォレットIDやアクセスキーを盗まれる不安もなく、忘れてしまった場合にアクセス不能になることもありません。
また、例えばUSB型キーを紛失してもセキュリティ上は問題ありません、本人認証機能を有していますので本人以外が使っても意味のない物となるからです、これを購入時に2つ同じものをセットで購入すれば自身の仮想通貨を守ることができます。
更にはどのパソコンでもUSBソケットに挿せば自動的に仮想通貨取引所のウェレット管理画面になります、また抜いてしまえばオートデフォルトされパソコン上のこれまでのキャッシュが全てパージされます。
このような仕組みを「シンクライアント」といいLinux全盛期から在る技術の一つです、このように仮想通貨時代には不可欠なハードウォレットですが既にブロックチェーン関連各社は実用化に向けた施策段階に入っています。