2023年3月13日 07:00
中国最大のクレジットカード会社による日・中・韓のキャッシュレス化の調査結果が発表されました、日本は中国や韓国に比べてクレジットカードや電子マネーの保有率は高いのですが現金決済額はダントツで1位でした。
つまりキャッシュレス決済の手段を保有しながらも、いまだに現金で支払っているケースが多いということです。
日本人1人あたりの月の平均現金利用額は、何と中国の平均の7倍の2万円以上という結果になりました。
東京2020オリンピックの開催により、キャッシュレス化が一気に進むと目論みされていましたが新型コロナウイルス禍で観光客は皆無となり期待も虚しい結果となりました。
何故日本人はキャッシュレス決済手段の保有率は高いのに現金決算を継続するのでしょうか、その答えは実に簡単でキャッシュレス決済できる店が少ないからです。
居酒屋やレストランなどでの外食ではクレジットカードさえ使えない店がいまだに多いのには驚きます、また商店街の小さな昔ながらの八百屋や魚屋などでも使える店はほとんどありません、他方中国ではどんな小さな店でさえクレジットカードやデビッドカードが使えます。
日本のキャッシュレス化が進まないのは「キャッシュレス決済を使わないのではなくて使えない」のです、政府のキャッシュレス化の目標達成には消費者を対象に推進する姿勢から販売店を対象に推進する方針に切り替える必要があるのではないでしょうか?
私の場合の現金支払いは月に1万円前後と日本人の平均の半分ほどです、使い道は商店街にある昔ながらの喫茶店とお昼の弁当代です、それ以外は全てキャッシュレス決済を利用しています。
これらの店で交通系電子マネーでも使えるようになれば、ほぼ現金を持ち歩く必要がなくなります。
給与のデジタル払いが進む日本ですが他方ではいまだに電子マネーさえも使えない店が多い事実、各所でデジタルデバイドが起きている気がしてなりません。
もし現金利用が皆無になれば私は手ぶらで出歩くようになるでしょう、スマートフォンとキーホルダーだけで全ての用が済むのですから。