2023年3月10日 07:00
最近妙な事を言う人が多くなっています、それもほとんどが同じことを言うのです。
例えば家賃などの経費算入比率や請求権の時効の問題などにおいてです、これらは税法や民法上で正確に定められているもので人によってマチマチの数値が出てくるのはおかしな話です。
これらの情報はいったいどこから齎されるのかと確認すると、「ネットで調べた」というものでみんな同じことを言います。
ネット上に実名も出さずに投稿されている情報ほど危険なものはありません、税理士でもなければ弁護士でもない人が、自分勝手に解釈して出しているのか実にいい加減としか言いようがありません。
勝手な情報をばら撒くのは問題ですが、その結果何が起きてもその責任を取る人が誰もいないということのほうが極めて重要な問題であると思います。
説明して納得してもらえる人はまだ良いほうで、その曖昧な情報を信じ切ってしまって自分勝手な会計を行っている人もいます、そして税務署調査が入り慌てて掛け込む人も少なくありません。
近年、人々は自分で疑問を持って調べ自分でしっかり理解してから各種の行動を起こすことをしなくなってきているように思います。
曖昧な情報に踊らされては失敗を続けています、時には知らずのうちに法律違反まで犯している場合もあります。
その要因の多くはネット上の根拠のない情報に他なりません、思い付いたらネット検索、考える前にネットが答えを教えてくれる、そしてそれを信じて安易にも行動してしまうのです。
スマートフォンOSの一つであるである「アンドロイド」ですが、その本来の意味は「人間の形をした人工知能を搭載したロボット」という英語です。
スマートフォンが人間の形をしているわけではありません、したがって裏の意味は「アンドロイド」搭載のスマートフォンが脳で、それを操作していると思っている人間が実は機械という、未来の人工知能に奴隷化された人間の姿を皮肉っているのです。
政治に経済にスマートフォンにより自ら考えなくなった人間は何者かの都合で知らないうちに支配されている、そう考えるのは決して不自然でも何でもありません。
片時もスマートフォンを離さず、歩きながらもスマートフォンに支配されている人々はいったい何処へ向かおうとしているのでしょうか?
少なくても似非料理に堪能し、似非ブランドで身を包み、似非情報に投資する、そんな哀れな似非で作り上げられた人生だけは送らないように祈ります。