2022年10月 3日 07:00
知らないうちに自分のパソコンを使われている、そんな事件が近年多発しています、その正体は計算能力の乗っ取りを仕組んだWebサイトです。
このサイトで記事や動画などのコンテンツを閲覧しようとアクセスすると、知らないうちにパソコンのCPUやメモリがこのサイトに仕組まれたシステムの配下に置かれ勝手に使われてしまいます。
その主な用途の一つはマイニングです、マイニングとは仮想通貨を発掘する行為で多くは自身の用意したコンピュータにスマートマイニングなどのマイニングソフトをインストールして実現されます。
しかし、このオートマイニングWebサイトは、他人のコンピューターを勝手に自身のマイニングの為に使ってしまおうという何とも身勝手なことをやっているのです。
警視庁は、こういった被害が続出しているとしてサイバー防犯プロジェクトによって摘発を進めています。
この行為は他者の資産を無料で使用するという行為であり犯罪行為です、コンピューターもさることながら電気代を相手に負担させているのですから。
さて、こういったサイトから守る手はないのでしょうか?
実は簡単に見破れるのです、そのサイトでコンテンツを開こうとした際に突然CPU負荷率が重くなりなかなかコンテンツが開いてくれないことで解ります。
多くは、画面が固まり数分間待っても何も変化がありません、この間にCPUとメモリが使われてしまっているのです。
またコンテンツなどは何もなく、ただのテキストバナーに過ぎないという悪質なケースもあります。
「有名なサイトでPR広告を出しているから安全」などという保障はどこにもありません、もしこのようにコンテンツが開かない場合はすぐ閉じるようにすればよいのです。
しかし、中には完全にCPUが乗っ取られて閉じることもできない場合もあります、こういった場合は強制的にリセットするしかないでしょう。
そして、二度とこのサイトは見ないようにすることです。