新型コロナウイルス禍も昨年5類に移行されひと安心なのですが、ここで気を緩めると感染拡大が再び起こってもおかしくない状況がしばらく続くと思います、そこで再度新型コロナウイルスに関しての情報を上げておきたいと思います。
まず新型コロナウイルスの感染防止にマスクはどれほどの効果があるのでしょうか、マスクを全員がしての社内会議後に感染が発症した例などをきっかけに、スーパーコンピューターを駆使してマスクの効果がかなり初期の頃に検証されました。
結論を先に言ってしまうと、小声で話しをしている限りにおいては一定の効果があるようですが、大声で話したりくしゃみなどにおいてはどの素材のマスクも飛沫がマスクを通り抜けることが解りました。
大声で話す人や大笑いする人は要注意です、またこのような人との接触はしばらくの間は可能な限り避ける方が良いかもしれません。
集団免疫力も徐々に強化されており一般の風邪と同様に進んできているようです、多くの人がある程度の免疫力を獲得していると考えていますが、感染する人は何をしても感染し感染しない人はきっと何もしなくても感染しないのではないかと思います。
これは防ぎようも無い空気感染するインフルエンザでも同じことです、感染する人は気をつけていても感染しますし感染しない人は何もしてなくても感染しません。
尚自分が抗体を持っているかを知る計測手段はありますが、自己免疫力がどの程度強いかを簡単にしかも正確に計る計測手段が今のところありません、もっとも血液検査を行えば別です。
目に見えないウイルス感染はとにかく重要なのは自身の意識と行動の制限に効果があります、甘く見て無防備なのは考えものですがあまりにも神経質になって精神的疾患を患うのも考えものです。
「本質を知って正しく怖がる」実践が一番だと思います、これはウイルスに限らず未知なる領域にいる人に対しても言えることだと思います、よく知らないうちは細心の注意を払って付き合うべきかと思うのです、これがリスクヘッジと言うものであり危機管理能力というものなのです。
エンジェル・イスコビッチ博士の新著「The Art of Routine:Discover How Routineology Can Transform Your Life(ルーティンの極意:ルーティン化すれば人生が変わる)」によれば、長寿の人を調べた結果ある共通点が見出せたとあります。
その共通点とは生活習慣と食習慣のルーティングです、このルーティングこそ長寿の極意だと記されています。
ルーティングとは繰り返すこと、つまり同じ生活リズムを毎日継続させ同じ物を食べ続けるということです。
ここで同じ物を食べ続けるとは調理では無く食材です、つまりジャガイモとかタマネギとか豚肉などを指しています。
例えばタマネギ農家は毎日料理は変われど自分で作ったタマネギを食べ続けます、この一定の食材を食べ続けることが重要だということです。
これは身体がその食材の栄養バランスに適した代謝や消化を行えるように作られてくるからです、したがってこれを急に変えると数々の異常をきたして身体に負担をかけてしまうのです。
ベジタリアンは野菜からアミノ酸を摂取できるように身体構造が調っています、したがって突然肉を食べ出すと消化不良や特定の栄養過多や栄養失調を起こしてしまいます。
人間の身体は環境に適するように変化します、つまり生活環境が異なれば当然同じ姿をしていても別の個性を持った個体なのです。
例えば、結婚によって大きく生活リズムや食事の内容が変わり身体の不調を訴える人がいます、結婚してもそれぞれの生活リズムと食事の内容を維持できるように互いに工夫する必要があるのです。
そして同居しているからといって食事の内容を自分に合わせるように強要しないことです、自分には適した食材でも相手にとっては負担になる食材かもしれないからです。
健康と長寿を意識しているなら、こういった生活と食のルーティングを意識して欲しいと思います。
一度始めた健康食であるなら最低でも3年間は継続させて様子をみることが肝要です、これによって長い期間をかけて身体がその食品に合う身体を作り変えていきます、そして作り変わった時に真の健康と長寿を獲得できるのです。
5年ほど前から食生活をがらりと変えて「食と健康」生活を日々実践しています、最近では1日30品種以上を食すと本当に身体が変わるのかを身を持って実験中で、多い日には40品種以上の食材を少量ずつ食しています。
こんな健康を意識した食生活の昨今、子供の頃から食べない日は無かった大好きなお菓子や珍味類などのジャンクフードを極力減らすようにしています。
ただ、2週間で身体がこれらのジャンクフードに対する禁断症状が起きてきて無性に食べたくなってしまうのです。
そこで、身体に染み込んだ「食のルーティング法則」に従って無理やりに止めるのではなく週に1日だけ解禁日を設けることにしました。
多くは週末や休日です、この日は昼間から枝豆やチーズをおつまみにビールを飲み、途中ポテトチップスなどのスナック菓子類を満足するまで食べています。
このジャンクフード解禁日にはご飯や麺類などは一切食べません、というか身体が満足してしまうのか食べたい気持ちが起きないのです、それでも数えると20品種以上の食品を食べるようにはしています。
ジャンクフード解禁日でも野菜もしっかり取るようにしています、豆腐と共に多種の野菜や海藻類を入れた味噌汁を作って夕食時に食べるのです、これが結構身体に優しく寝付きも良いように感じます。
週一のジャンクフード解禁日生活をはじめて1年後の昨年受けた定期健診は、人間ドックを年1回受けるようにしてきた35年来で一番というほどの「異常無し」を連発し尿酸値も血中コレステロール値もすべて正常でした。
健康食っていったい何だろうと考える今日この頃、自分の身体が欲するものはきっとその人にとって健康食なのではないかとさえ思えるのです。
100歳を超える長寿者は、肉が大好き・塩辛いものが大好き・甘いものが大好きなど、自分が好きなものを好きな時に好きなだけ食べるといいます。
長年の食のルーティングによってその人の身体にはその栄養素が必須になってくるのでしょう、だから無理に止めると逆に不調を訴えるようになるのです。
好きなものを好きな時に食べるのが一番だと思います、ただし限度を守るという最低限のルールの中でというオチは付きます。
何事も過ぎるは駄目です、足りないと思えるくらいが丁度良いのです。
アレルギーと言えば小麦や蕎麦、また卵や魚介類などがアレルゲンとなることはよく知られています、私は子供のころから卵と魚介類アレルギーで卵は子供の頃に既に克服しているのですが魚介類は今もなお体調が完全ではない時に食すと全身に発疹が起こり数日間恐ろしい痒みに襲われます。
また35歳くらいで突然発症した花粉アレルギーも年によっては強烈に襲ってきます、私はスギ花粉は大丈夫なのですがハンノキ(シラカバ)花粉とブタクサ花粉がアレルゲンとなります、そんな私は常にアレルギーに関する情報を意識的に得るようにしています。
そんな中で最近多くなってきた情報で「口腔アレルギー」という日本ではあまり知られていないアレルギーが存在しています、ヨーロッパ各国ではかなり認知されているアレルギーですが日本でもここ最近多く報告されるようになってきています。
この口腔アレルギーとは意外な食材によるアレルギーで「口腔」の文字が示すように口の中の粘膜がアレルギー反応を引き起こし強い痒みや腫れ・咳・嘔吐などの症状が出ます、酷い場合は唇が赤く腫れあがりアナフィラキシーショックで命に係わる状態になることも報告されています。
研究では花粉アレルギーとの交差反応が認められ私のようにハンノキ花粉・ブタクサ花粉の花粉症の人は特に要注意です、こんな口腔アレルギーのアレルゲンとは何かというとなんとフルーツなのです。
特に梨や桃などは花粉症の人は要注意です、隠し味的に果汁が入っているだけでも引き起こします、また花粉症と同様に今まで何ともなかった人が突然発症しその後はそのフルーツで必ず起こるようになります、花粉の種類とフルーツの種類との交差反応による関連性も研究されておりどの花粉とどのフルーツが交差反応を引き起こすかがかなり正確に解っています。
製薬会社や病院のサイトにも最近では多くの「口腔アレルギー」に関する情報が載る様になってきています、花粉症の人は一度じっくりと見て予備知識を得ておいた方がよいでしょう。
あるカテゴリの食品を身体に悪いと解っていながら食べ続けてしまうという「食品依存症」ですが、ついにアメリカ在住の日本人医師の研究によって解明されました。
例えばアメリカ人だとドーナツやポテトチップスがそれにあたり、日本人ではカップラーメンがそれにあたるといいます。
さて、これらの食品を身体に悪いと解っていながら何故食べ続けてしまうのでしょうか?
そして、どうして一度食べ始めるとお腹が一杯になっても最後まで食べ続けてしまうのでしょうか?
この食品依存症の研究のきっかけは、自然そのものである野菜やフルーツでは起こらないという疑問からだそうです。
確かに、キャベツやオレンジをお腹いっぱいになっても食べ続ける人はいません、一口食べて終わりか途中で飽きてしまって残すのが一般的です。
食品依存症には、実は「人工的に作られた味」というヒントが隠されていたのです。
ドーナツもポテトチップスもカップラーメンも、甘さや塩辛さに加えて人工的な旨み成分が大量に含まれていました。
この人工的な旨み成分の大部分はアミノ酸です、人間は身体を作る必須栄養素であるアミノ酸を本能的に接種し続けるという遺伝子が組み込まれているのではないでしょうか。
しかし、自然に作られたアミノ酸を含む食品は依存症を起こしません、ここに食品依存症になるヒントが多分に隠されていたのです。
人工アミノ酸に加えて人工の糖分と塩分、人間の持つ本能を擽る微妙な配分になっているのかもしれません。
そういえば、日本の某スナック菓子に用いられている「魔法の粉」の正体も人工アミノ酸です、食べ始めたら止められなくなると話題になりました。
その後、この「魔法の粉」だけを商品化されたので皆さんもご存じかと思います。
飲料メーカーや食品加工メーカーは、これらの人工アミノ酸の生理的データを以って商品開発をしているということなのかもしれません。
人工アミノ酸自体は危険な食品ということではありませんが、それを用いているスナック菓子やインスタントラーメンなどの食べすぎは身体に悪影響を及ぼすと思いますので、くれぐれも食べすぎには要注意です。