2024年9月11日 07:00
ホームシアターのソースはDVDやブルーレイだけではなく、VOD(ビデオ・オン・デマンド)やPC動画、またテレビ放送そのものとバリエーションが数多く存在しています。
映画のDVDやブルーレイの多くはサラウンドに対応した音作りがされていますが、ドラマやVODの多くはステレオもしくは昔のものはモノラルというのも存在しています。
ソースそのものがサラウンドに対応していない場合にAVアンプを使う意味があるのかというと疑問が起きます、サラウンド以外のソースを入力した場合のAVアンプの音質は同クラスのプリメインアンプに比べて荒くて無意味に派手になりナチュラルではありません。
そこで音質向上だけを考えるのであれば、AVアンプよりもハイファイオーディオ用のプリメインアンプを並行して使うという手があります。
つまりソースによってAVアンプを経由して音声を出力するのか、プリメインアンプを経由して音声を出力するのかを振り分けるのです。
一見すると複雑な配線が必要なように思えますが、実際にやって見るとそうでもありません。
HDMIインターフェースでDVD/ブルーレイプレーヤーを接続している場合は全ての映像と音声は一旦テレビに収束されていますのでテレビから音声だけを光デジタルなどで取り出してプリメインアンプ経由で音声出力すれば後者の方法を実現できます。
プリメインアンプに光デジタル入力が無ければ外付けのDACを繋ぐ事で解決します、この場合はDVD/ブルーレイプレーヤーやHDDレコーダーの音声だけは両アンプに振り分けられても映像はテレビに集約されるように配線方法を考える必要があります。
私は映像と音声の信号経路を分けて考えることで簡単な配線を導き出していますが、手持ちの機種に合わせた方法を取る必要がありますので、それぞれが手持ちのAVアンプやプレーヤー類の入出力コネクタを見比べて思考する必要があります。
とにかく目的達成にはいろいろやってみて工夫すれば何とかなるものです、接続方法の独自のアイデア出し、これもホームシアターの愉しみの一つでもあるのです。