2023年9月11日 07:00
これは昔から本当に不思議に思っていたことなのですが、60年代後半ごろから数多くのオーディオブランドが乱立してきましたがオーディオ好きな人はサンスイやダイヤトーンを選んでもパイオニアの製品を選ぶことは稀なのです。
90年代後半にハイファイオーディオからサンスイやダイヤトーンのブランドが消えた後も、オンキョーやデノンを選ぶことはあってもパイオニアを選ぶことはほぼないのです。
事実、私はパイオニアの製品は現在ではDVDやブルーレイプレーヤーだけで、過去一度もパイオニアのアンプとかスピーカーを買った記憶がありません。
別に嫌いな音という訳ではないのですが、何故か事前に決めていても買う段階で躊躇い最終的にサンスイやオンキョーに心が移ってしまうのです、こんな事が過去に何度あったか解りません。
買った記憶が無いので当然ビンテージアンプコレクションにもパイオニアは1台も入っていません、面白いことに798戦争時代には意識もしなかった脇役のビクターを加えてもパイオニアを加えようともしない理由も意味も自分でもよく解りません。
でもオーディオ界のパイオニアは昔から一般的には非常に人気が高いのです、若い世代からお年寄り世代まで女性には特に人気が高いように思えます。
面白いことに現在パイオニアが事業提携しているオンキョーとデザイン的にもよく似ている製品を両社のブランドで出しているのですが、オーディオファンはオンキョーを一般の人はパイオニアを選ぶようです。
そういえばオーディオショップの中古市場にはパイオニアのアンプやスピーカーが殆ど見当たらないのです、ショップ店員に聞いたことがあるのですが、他のメーカーよりも持ち込み数が少ないということはないのですが並んだ瞬間にすぐ売れてしまうのだそうです。
なのにオーディオ道楽の友人たちとの会話ではパイオニアの名前すら出てくることもありません、これはいったい何故でしょう?
理由はいまだに闇の中ですが、パイオニアはマニアには好まれなくも一般的には極めて好まれる傾向にあるという話です。
ただしCDやDVDなどのデジタルプレーヤー部門だけは例外のようです、マニアの間ではパイオニアのLD(レーザーディスク)はいまだにレジェンドとなっているのです。