2024年5月 7日 09:00
【1分で解るブロックチェーンの基礎】
ブロックチェーンの特徴は、大きく分けて3つあげられます。
最初に断っておきますと「ブロックチェーン=暗号通貨」ではありません、暗号通貨はブロックチェーンのDApps(分散アプリケーション)の一つでしかありません。
技術分野として捉えると、ブロックチェーンの特徴は以下の3つになります。
1.自立分散システム(P2Pネットワーク)
2.暗号技術(ハッシュ関数)
3.コンセンサスアルゴリズム(取引の合意=ビザンチン将軍問題への対策)
世に存在する暗号通貨におけるブロックチェーンは、これまで解かれてこなかった分散システム上の課題を解決しているのではないかと多くの機関が検証に乗り出しています。
暗号通貨の技術として導入されたブロックチェーンですが、暗号通貨はその技術の利用分野の一つに過ぎません。
今では、金融や証券のみならず、医療現場やIoT(ネットワークで機械を遠隔操作する技術)にまで応用できる技術として注目されています。
少なくても、暗号通貨に応用されているブロックチェーンの正当性を裏付けているものはビットコインのたった10年間の「未停止」という運用実績だけなのです。
理論的に第三者によって検証され確立されたものではないというのが極めて重要になります。
今も尚、多くの技術者によって改善が繰り返されている進化中の技術だということです。
※仮想通貨は、ブロックチェーン技術を用いた世界で最初のDApps(分散型アプリケーション)の一つであるということに過ぎません。
今や、電子取引をあらゆるデータの取引として金融以外の分野に応用して行こうという試みがなされています。
※投稿@伊東久雄