2024年8月13日 09:00
■どんなシステム?
「安心安全の商品提供」を実現可能にするシステム
1.流通経路の保証記録(農畜産物、海産物、酒・ワインなど) |
---|
原材料、生産、輸送、加工、販売までの各流通経路において、誰がどのように関わったかが記録されます。各過程での成分や品質などもすべてブロックチェーンに記録し、改ざんが出来ません。「詐称の検知」が迅速に行えるので、産地偽装などが起こった場合に原因を明確に突き止めれます。 |
2.鮮度データの保証記録(生鮮食品など) |
加工から販売に至る経路では、いつ入荷したもので、いつ加工したものかが記録され、改ざんできません。作業会社や担当者の作業日時が明らかになるため、消費期限の水増しなどが起こりません。また、作業工程が改ざんできないため、食中毒などの問題が発生した際に、迅速に原因を突き止めれます。 |
3.データの開示 |
改ざんされないデータが開示されることで、信頼できる商品をお客様に届けることができます。生産者は、自社商品がどの店舗のお客様に消費されたかを把握することができます。販売側の企業は、どの生産者が信頼がおけるかを判断することができます。 |
■何に役立つ?
改ざんされていない流通経路データを示すことで、顧客に安心感を与える
・ 顧客からの信頼 |
---|
偽りのない商品データを顧客に開示することで、顧客に安心感を与え、信頼を得てることができます。 |
・ 問題の迅速な検知 |
何か問題が生じたタイミングで履歴をさかのぼり、どの過程で想定外自体が起きたのかを素早く検知できます。 |
・ 不正業者の排除 |
過程毎に各データをブロックチェーンに記録していくので、不正を行っている業者をあぶりだし、排除できます。 |
■どんなメリットが生まれる?
価格が高くても、顧客が安心安全な商品を選択してくれる
・ 価格が高くても顧客が購入 |
---|
生産・加工履歴を開示することで、顧客は信頼のおける商品として高価でも購入してくれます。 例) 農産物の履歴を開示した商品と、通常商品を同時提供して、顧客が価格の高い履歴を開示した商品を選ぶことが実証実験でわかっています。https://www.isid.co.jp/news/release/2018/0517.html |
・ 生産者にも正当な利益を還元 |
今まで不鮮明だった過程が明確化されるため、不当な利益を除外することも可能です。 例)コーヒー豆の生産履歴をブロックチェーンに記録し、中間の貿易会社による利益を適正化し、生産者に利益を還元する仕組みが実験されています。(生産家の利益は70%アップ)https://crypto.watch.impress.co.jp/docs/event/1151732.html |
- ブロックチェーン提供企業
- ブロックチェーンで未来を変える 株式会社シーズ