生成型AIの実力が日々進化しています、今度はアニメの音声とテーマソングを一つのAIで行うことができるというニュースが流れました。
SNSに投稿された動画が賛否両論の意見で割れています、この動画ではAIでアニメキャラクターの声を作り出して、更にテーマソングを歌わせたというもので改めて生成型AIの実力が示されたと言えます。
これに脅威を感じているのは声優さん達だそうで、自分たちの職が無くなるのではないかと恐々としているようです。
AIで作らせた画像がしゃべりながら動くというのはだいぶ前から動画投稿サイトに載っていましたが、ニュースを読むだけの番組の場合、完全にAIだけで行えてしまうでしょう。
またアニメの制作もAIで出来てしまう時代がすぐそこまで来ています、AIが進化し続けている現在多くの職が奪われようとしています、こんな時代にどう思考し行動するかが極めて重要になると思います。
5年10年先を正確に読んで今を行動できる人が、5年後10年後にもAIを脅威に感じずマイペースに生きていける人だと思います。
投稿@伊東久雄
数年前にアメリカで起きた高速道路での家族全員が死亡した自動車事故はAIドライバーによる自動運転中に起きたことで、未来におけるAIドライバーの安全性に大きな衝撃と疑問を残しました。
平時の時には確かにAIドライバーは忠実に車間距離と速度を保ち、高速道路などであれば目的のインターまで自動走行で運転してくれます。
先述のアメリカでの自動車事故は、中央分離帯を乗り越えて反対車線に飛び出してきたダンプカーとの正面衝突でした、しかもダンプカーの運転手は居眠り運転だったそうです。
現在主流のAIドライバーは、超音波とカメラが目の代わりをするセンサーとGPSナビゲーターによって環境情報を取得して自動ドライビングを行っています。
したがって想定しない状況が起こるとそれを瞬時に検知し判断する事ができないのです、つまりAIが学習していない状況が起きたときはそれに対する対処が全くできないのです。
こういった予測不能な事故に対応するAIドライバーは実現不可能なのでしょうか、重要なのが過去の事故に繋がる状況の学習です、それも出荷時にかなりの過去の事例を学習させておく事が不可欠になります。
ただAIドライバーには当然限界はあります、それは人間のドライビング判断能力を超えることはないということです、ただしうっかりブレーキとアクセルを踏み間違えたなどの人的ミスは無くなるでしょう。
どんなにAIが優れてロボット技術が発展しても世の中に完全というものはありません、自然の摂理を超えたところを目指したところで自然の災害は避けては通れないのと同様です。
AIは今後人類に何を齎すのでしょうか、少なくても有益に活用すべきであり過信して自身や家族の命を預けることは現在のところは危険と言わざるを得ません。
※投稿 伊東久雄
私は将来AIをブロックチェーンやデジタルマーケティングと融合させていこうと考えています、そのAIの応用とは「連続する数字のトレンドをアルゴリズム化して行う未来予測」という、あくまでも技術系企業に相応しい数値予測に絞ったAIです。
このように現在のAIは一つのカテゴリに絞ったアプリケーションAIと人間の脳に完全に近づけようとするヒューマノイドAIがあります、この2つの分野は目指すものがまったく異なり研究テーマも必要とする人材もまるで異なります。
アプリケーションAIはアルゴリズムとIT技術によって完全に解決できますが、ヒューマノイドAIはアルゴリズムとIT技術だけでは解決できない領域であるからです。
人間の脳を再現させるというヒューマノイドAIの研究は現状どこまで進んでいるのでしょうか、その前に世界中のAI研究所が行っている研究分野があります、それはITの技術力を駆使したアルゴリズムの設計や構築などではありません、これらはAI研究所ではなくITベンチャー企業や工業系大学での役割です。
ではどんなことを研究しているかというと「心」つまり「脳の心理ロジック」そのものの研究なのです、脳医学科や精神科の医療分野の学者、そして心理学者といったITとは異分野の人達によって研究が繰り返されています。
現在その結果において「人の脳」の特性が解明されてきています、その特性そのものを構造化して最終的にIT化していけばヒューマノイドAIが見えてきます。
これらの研究で私が注目したものに「人は行動するかなり前に行動判断を行っている」という論文です、例えば「何かを食べたい」と買い物に行くとか自炊する行動を取るとします、この行動することに直結した表面意識での「何かを食べたい」という自己認識のなんと30分以上前に無意識の領域である海馬からシグナルが出されているというものです。
これらは、「食べる」ということだけではなく、「トイレに行きたい」、「特定の人に会いたい」など全ての欲求行動にも同じ結果が起こっています。
これらの研究結果からAIとは無関係に思われる人間の心理ロジックの複雑さが浮かび上がってきたのです、「行動に起因する個性や性格、これらはいったい何に支配されて行われているのだろうか?」という大きな疑問です。
「人は如何なる行動を起こすにも、予め仕組まれたロジックに従っている」、この結論は大きくヒューマノイドの発展に寄与すると考えています。
しかし人によってバラバラな心理ロジックを体系化する道は極めて厳しいでしょう、「最新科学のAI、それを極めていくとスピリチュアルの世界に繋がってくる」、この事実は極めて重要です。
何故なら天才と呼ばれた科学者はほぼ全員と言ってよいほど老後に行きつく研究テーマが、この科学では説明が付かない「心」という分野だからです。
このスピリチュアルな分野、これが明確に解明されないと完全なヒューマノイドAIは完成しません、「心」という分野を私はITアルゴリズマーとして大きな期待を持ってリサーチし続けています。
その理由はたった一つです、「未来に誕生するヒューマノイドAIの特性、そしてその欠点を見極めるため」です。
最も人間らしいAIロボットであるヒューマノイド、それは何を意味しているでしょうか、そうです人間と同じ心理ロジックを持って対処できるからです、そして最も人間らしい特徴とはある要因によって確実に「判断ミスする」ことにあると考えているのです。
楽しみがまた一つ増えました、そして私なりにヒューマノイドAIに関連した心理ロジックのIT技術への応用研究をいつの日か楽しみながら行ってみたいと考えているのです。
※投稿@伊東久雄
生成型AIの誕生によって、ついにAIライターが実用段階に達しコマーシャルペーパーや日々発信するニュースサイトなどでのキャッチコピーや記事の作成に使われ出しています。
世界中の企業はもとより個人においても既に多くのシーンで活用されています、そしてその性能はプロのコピーライターの域を超えているとまで言われています。
またニュースサイトなどでのコマーシャルライティングにおいても既に利用されているということで、今後この傾向が多くの企業やメディアに広がっていくと思われます。
AIはこのように人の手によって行われていた業務をどんどん奪っていきます、しかし確実にAIにはできないことも多いのも確かです、これからの時代は「AIにはできないことは何か?」が生き残るキーワードになっていくとおもいます。
ただ、AIが人間を超えると言われる概念である「シンギュラリティは来るか?」と問われれば私は「No」と即答します、私は人間が行う多くの業務はAIに取って代わられるとは常に考えていますが、計算能力は人間の数万倍でも新たに創造される人間のゼロからの知力を超えることはあり得ないと考えています。
これはITの世界に身を置く人間であれば明確に解る問題です、簡単な例題を出してみましょう、例えば子供が生まれて初めてリンゴを食べたとします、この子供は次に形が異なっても色が変わったとしても食べるまでもなく見ただけで「リンゴ」だと認識することができます。
ところがこれをAIに教え込むには気の遠くなるほどのデータを入力しなければなりません、しかも完全にこれを行うことは不可能で何度かのミスを出してしまいます。
何も教えられていないAIは、「リンゴ」と「食べかけのリンゴ」は同一のものとして扱うことが難しいのです、これが脳を持つ動物であれば人間でなくても犬や猫、もっと言えば虫でさえも可能とする脳の推論性能によるものです。
AIは「A+B=C、A+C=Bなら、B=C」という推論はお手のものですが形や色などアナログ的な認識能力は極めて不得意な分野なのです、ただし時間の問題であり今後はこういったアナログ的な感覚も獲得していくと思います。
近年ではAI革命ともいう「ディープラーニング」という階層構造のAIロジックが誕生してきましたが、それでも脳の推論&認知性能に比べれば比較にならないほどの性能なのです。
人間の持つ能力のうちAIが得意とするのは言語能力や文章能力です、国会質疑の答弁をAIが作成するという実験においてはほぼ完ぺきな回答を導き出しています。
インターネットを利用して安全な情報から答弁を数秒間で作成してしまいます、そういう意味では「代理」や「代行」というビジネスの多くは今後AIに取って代わられていくのかもしれません。
更には、AIライターを身近にしたchatGPTのようなフリーアプリが続々と各社から発表されていきます、これまで有料でプロに依頼していた業務がいとも簡単に自分で出来るようになります。
そんな時代が到来するときに求められる人間とはどんな人間なのか、今この判断が数年後に大きな差になって表れてくることになります。
※投稿 伊東久雄
「人間にできてAIにはできない事」、これを考える場合に重要な事項はAIとはどんなロジックによって構成されているのかを理解すればそれほど難しい問題ではありません。
AIのロジックは、大きく分類すれば「情報の入出力」と「情報の分析・判断」という2つのロジック構成になります。
ここで、ピンときた人はAIがどんなに高性能になっても勝つことができる人です。
AIの能力は人間の脳の持つ一部のロジックを究極化したものだということができます、特に「情報の分析」能力は人間の比ではありません、また「判断」能力も正常な状況であれば正しく判断できるでしょう。
ただ人間とはときにあえて損失覚悟の間違った状況を作りだすこともあります、このような「忖度や大人の対応」とか「損して得取れ」というような戦略行動には現状のAIでは対応することは難しいでしょう。
更にはロジック的に確実にAIではできないことがあります、そのヒントはロジック構成の「情報の入出力」にあります、つまりAIは情報が入力されないとその後の分析・判断が一切行えないのです。
ズバリ言えば、現段階でのAIは人間の心模様を自動的にセンシングして入力する術を持ち合わせていないのです。
現在多くのベンチャー企業で研究されている「ブレインインターフェース」ですが、これは脳の情報を吸い取るインターフェースであり例え実現できたとしても脳に記憶されている情報だけです。
脳は記憶された情報からあらゆることを思考し判断しています、この判断ロジックまでを吸い取ることは物理的に不可能です、それだけ脳は複雑な処理を行っているのです。
例えば、目を動かさず顔の表情も変えずに仕草もしない状況でAIはその人が何をしたいのか何を考えているのかを理解することはできません。
おそらく思っている事を話すように促してくるでしょう、何故なら判断に必要な情報が欲しいからです。
chatGPTに代表されるAIライターの入力はネットに流れているその人の情報や他の人の近似情報です、これが何も無ければ主人の個性的な文章を書くことはできません。
私は将来AIライターにブログや企画書などを書いてもらおうと考え、今多くの電子コンテンツを上げているのかもしれません。
AIにとって分析・判断する情報が無い状況は何にもする事が出来ない状況に陥るということです、これを知っているとAIに勝つ方法も見出せるかもしれません。
更にもう一つ重要なことがあります、それはAIには常に正しい情報を入力する必要があるということです。
AIが誤った情報で判断したら何をするか解りません、ここに次世代AI技術において大きな課題があるのです、またこれを何らかの方法によって自動識別できるならこの方法を考えた人は極めて大きな利益を得ることになるでしょう。
※投稿 伊東久雄