2024年7月10日 09:00
数年前にアメリカで起きた高速道路での家族全員が死亡した自動車事故はAIドライバーによる自動運転中に起きたことで、未来におけるAIドライバーの安全性に大きな衝撃と疑問を残しました。
平時の時には確かにAIドライバーは忠実に車間距離と速度を保ち、高速道路などであれば目的のインターまで自動走行で運転してくれます。
先述のアメリカでの自動車事故は、中央分離帯を乗り越えて反対車線に飛び出してきたダンプカーとの正面衝突でした、しかもダンプカーの運転手は居眠り運転だったそうです。
現在主流のAIドライバーは、超音波とカメラが目の代わりをするセンサーとGPSナビゲーターによって環境情報を取得して自動ドライビングを行っています。
したがって想定しない状況が起こるとそれを瞬時に検知し判断する事ができないのです、つまりAIが学習していない状況が起きたときはそれに対する対処が全くできないのです。
こういった予測不能な事故に対応するAIドライバーは実現不可能なのでしょうか、重要なのが過去の事故に繋がる状況の学習です、それも出荷時にかなりの過去の事例を学習させておく事が不可欠になります。
ただAIドライバーには当然限界はあります、それは人間のドライビング判断能力を超えることはないということです、ただしうっかりブレーキとアクセルを踏み間違えたなどの人的ミスは無くなるでしょう。
どんなにAIが優れてロボット技術が発展しても世の中に完全というものはありません、自然の摂理を超えたところを目指したところで自然の災害は避けては通れないのと同様です。
AIは今後人類に何を齎すのでしょうか、少なくても有益に活用すべきであり過信して自身や家族の命を預けることは現在のところは危険と言わざるを得ません。
※投稿 伊東久雄