AI技術はこの数年で著しく成長を遂げています、そんな中で中国ではAIによって故人を蘇らせ故人と話をしたり一緒に歌ったりできるサービスが始まろうとしています。
日本をはじめ幾つかの国では考古学上の研究のために故人を遺骨などから再現させる技術の研究は行っていますが、一般の故人を蘇らせることに一つの抵抗感を抱き行うことはありませんでした。
最新の生成AIを用いれば故人の写真と声さえ入力すれば話をしたり歌わせたりすることはそれほど難しい技術ではありません、ただそれを行うことが果たしてビジネスとしてどうなのかという疑問が起きて当然です。
いずれにしてもビジネスとはニーズがあるから生まれるものです、そう考えると若くして亡くしてしまった我が子と疑似でもいいから会話したり成長した姿を見たい、あるいは亡くなった両親から話を通してアドバイスを受けたい気持ちも解らなくもありません。
さて、はたしてこのビジネスの行方は如何なるものになるのでしょう、そしてついに近年のAI技術はSF映画の世界を再現するまでに成長してしまったようです。
投稿@伊東久雄
私が動向を注視したいIT分野に超VRがあります、私自身も幾つかの超VRつまり次世代バーチャルリアリティに関するビジネスモデル特許を出願しています。
VRは古くから世に存在していたのですが、数年前からはこれにもう一つの要素を加えて3D(立体)や4D(3D+1D)という匂いや振動などを映像と合成した体感型VRに発展しています。
しかし多くは撮られた後に楽しむアフタープロダクツ型です、そこで私はこれを3D映像によりリアルタイムに配信するビフォワープロダクツ型の超VRとして課金方法も含め独自のシステムを考案し特許出願いたしました。
例えば男性は女性にはなれません、しかしこの特許技術を使えば女性がどんな世界観で物事を見ているのかがリアルに解るようになります。
また病気や怪我で歩けない人がスポーツや山登りをリアルに体験でき、映画やDVDで見るのとは全く異なる人間本来の目線で体験することが可能になります。
この特許出願後のプレゼンテーションで各方面から打診がきています、医療法人、放送局、ITベンチャー企業と、一生涯かけてもどんなにお金を積んでも実現することができない体験を行えるシステムにそれぞれの企業が大きな将来性を感じているのだと思います。
技術の進歩は恐ろしく発展しています、これまで不可能だったことがお金を払えば現実に手に入れることができるのです。
サラリーマンでありながら先生や政治家に成りきって体験できる、人生を人の何倍も楽しむことがこの超VRシステムを使えば可能になるのです。
そしてバーチャルリアリティであろうが現実であろうが、その脳が体感した記憶は経験値として活かせることが解っています。
一度の人生を多くの経験として楽しめることにも繋がります、特に学術や経営などに上手く活かせないか今後の課題はコンテンツ次第ということになります。
そしてこのシステムは有益で魅力的な情報発信できる人が利益を享受できるようになるのです、更にはAIと結びつけることによって経験を共有し行動予測や意識予測などに応用可能となります、集められる個人意識情報は極めて有益な資産となります。
例えば野球やゴルフなどのスポーツ分野、娯楽やカルチャー分野への仮想体験による指導、教職員の体験学習、弁護士などの実務経験など資格や認定取得までの期間を短縮し、より具体的に指導する事が可能になります。
他者と違うオリジナリティな経験を他者に与えることができる存在、超VR時代にはこれまでに考えられないようなユニークな実生活を営む人が利益を得られる時代になるのです。
これからの時代は組織単位での収益活動から確実に個人対個人(P2P)の時代に移行すると思います、ただしビジネスはあくまでもB2Bです、この一見矛盾した社会構造を理解できるでしょうか?
次世代のビジネスの在り方、それは現状の思考からは到底理解できない世界観なのです。
投稿@伊東久雄