2025年8月14日 08:00
2025年8月14日 08:00
2025年8月12日 08:00
本日はたんぽぽの蕾と花茎を食してみることにしました!
味と食感がストレートに伝わるアーリオオーリオ(ニンニクのオリーブオイル炒め)で試食しました。
まずは、蕾、花が咲き終わり綿毛に変わったもの、種が飛び終わったものなどを50本ほど採取してきました。
茎を痛めないように丁寧に流水で洗った後は、しばらく冷水でシャキっとさせます。
シャキッとしたら、5cmほどに切り分けます。
たんぽぽの花茎のアーリオオーリオの作り方はとても簡単!
フライパンにオリーブオイルを引いてにんにくスライスを軽く焦げる程度まで熱します。
そのオイルソースを作ったフライパンに、たんぽぽの花茎をそのまま投入します!
炒めながら塩を適量加えて火を止め1分ほど味を馴染ませてできあがり!
こちらの大きな綿毛化して種になったものを思いきって挑戦!
・・ジャリ、ジャリ・・。
綿毛と種はなかなかの存在感(笑)
美味しい!・・・とまでは言えない苦さと渋みでしたが、
栄養のつまった種を食してエネルギーチャージした気分です!
最後はバケットと乗せてブルスケッタでいただきます。
たんぽぽのほろ苦さとガーリック、そしてオリーブオイルがパンの甘みとなじんで美味しい。
これ、意外といけるかも!
今回食してみて、たんぽぽの花茎は葉ほどの苦みはなく美味しいです。
蕾、綿毛化した花、種はどの状態でもほぼ同じくらいの苦さで、葉よりもかなり苦いということがわかりました!
蕾は苦みとともに渋み、味にも食感にも存在感があるので、より工夫してレシピを考えていきたいと思います。
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2025年8月 7日 08:00
タンポポの根の採取の際に大量の葉も採取できます。
そのなかに、幾つかの蕾の付いた花茎を発見、食してみることにしました!
ちなみにタンポポの種類は「西洋タンポポ」、つまりヨーロッパでは食用とされている種です。
この西洋タンポポか日本古来の在来種タンポポかの見分け方は葉では見分けがつかず、蕾を見るのがもっとも確実です。
蕾の外側の額に反りが入っているのが西洋タンポポで、反りが無いのがほぼ在来種ということになります。
さて、タンポポの蕾の味は?
花茎は無味、蕾は香りの無いカモミールのようでほろ苦く意外と美味しいです。
素の味を確認するため、調理法はオリーブオイルで素揚げ他の調味料は何も使いません。
それなのに若干の苦みに加えて甘みがあり調理方法によっては下手な山菜よりもはるかに美味しい食材です!
次回は、蕾、花、種を飛ばした後の額、それぞれの状態に応じた味と食感を確認したいです。
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2025年8月 5日 08:05
タンポポは北半球の亜熱帯から温帯地域に植物学上約60種が生息しています。
日本には、このうち学術的に分類されている20種が生息していますが、変種も多く観測されており、まだまだ植物学的にも完全には確立されていない植物です。
正直、図鑑で写真を見比べただけではその種が特定できません、同じ種でも季節や環境で葉の形が一変してしまうからです。
実際に育ててみて解るのですが、葉の形や大きさが春、夏、秋冬では別の植物かと思うくらいに変化します。
何時かは、特定方法を学び日本全国を回ってタンポポの観測を行ってみたいと思います、そして将来は詳しい見分け方や生息地の特定などタンポポだけの図鑑が有っても良いとさえ思えてくるのです。
そんな希望を持ちながら、日本で生息するタンポポの植物学的に分類されている20種を記しておきます。
( )内は、分布している地域。
・カンサイタンポポ(本州、四国、九州)
・カントウタンポポ(関東、中部)
・トウカイタンポポ<カントウタンポポ変種>(静岡)
・シナノタンポポ<カントウタンポポ亜種>(長野、新潟、山梨)
・オキタンポポ<カントウタンポポ亜種>(隠岐諸島)
・モウコタンポポ(対馬、島原半島)
・オクウスギタンポポ(宮城、福島)
・シロバナタンポポ(本州、四国、九州)
・キビシロタンポポ(岡山、北九州)
・クシバタンポポ(近畿、山陰、山陽、 四 国 )
・ケンサキタンポポ(日本海側、近畿、中 国 )
・ツクシタンポポ(西四国、北・中央九 州 )
・エゾタンポポ(日本全体)
・ミヤマタンポポ(本州の高山 )
・シコタンタンポポ(東北海道・千島)
・クモマタンポポ(北海道の高山、千島 )
・ユウバリタンポポ(北海道夕張岳)
・オーヒラタンポポ(北海道太平山)
・西洋タンポポ<外来種>(日本全土)
・アカミタンポポ<外来種>(日本全土)
2025年7月31日 08:05
ノゲシはキク科タンポポ亜科ノゲシ属に属する越年生の植物で、西洋タンポポと同様にヨーロッパ原産で中国から持ち込まれた帰化植物です。
それにしても、改めてあちこちを散策してみて驚く事に、タンポポ同様に何処に行っても自生しています。
タンポポ亜科だけあって、幼苗はタンポポそっくりで、おそらく慣れていないとタンポポだと思うに違いありません。
ノゲシの幼苗、まるでタンポポ
ノゲシは、タンポポの親戚だけあって生命力も凄く、コンクリートの割れ目にさえしっかりと息ついています
ノゲシはタンポポ同様に根から花まで全て食べられます。
中国古書には漢方薬として用いられているようですがタンポポほどの効能はありません、根もそれほど成長しません。
試食してみましたが、味はタンポポのような苦みがほとんど無く、ホウレンソウか菜の花のような食感と味です、逆に癖になるほどかなり美味しいです。
また成長すると葉を付けた径を伸ばします、ここまで成長すると流石にタンポポと違う植物だと解ります。
50cm~1mほど径を伸ばした後はタンポポそっくりの黄色い花を一本の茎から枝分かれさせ多数咲かせます、そして同じく種は羽毛状になりタンポポ同様に風に乗せて種を飛ばす「風媒花」です。
ノゲシが成長し花を付けたところ、花の形もタンポポそっくり
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