欧風カレーとはインドカレーとはまったくの別物で、本来は洋食レストランで出されるメニューであり極めて行くと一つの食のテーマとしては大変面白いと思っています、私も最近は独自の材料と方法で作っては研究している食のテーマにもなっています。
さて、欧風カレーとはイギリスで発祥したフレンチのデミグラスソースの作り方の要素をベースとした煮込みカレーで、タマネギを主とした野菜は炒めた後にすべてミンチにして水を加えず、野菜と鶏ガラスープ(ブイヨン・ド・ヴォライユ)だけで煮込むため濃厚な味が特徴です。
また、欧風カレーは酵素を利用した熟成が味の決め手で、できたてと2晩寝かせたのとでは別物というほどの味の差が出ます。
出来上がりは肉や野菜の固形分がないルーだけという感じですがさらっと感が病みつきになります、このルーを基本にトッピングとしてカツレツやフライした卵、煮込んだ肉や野菜などで幾らでもバリエーションを作り出せます。
実はコクが決め手の欧風カレーはパスタやオムレツとの相性も抜群なのです、ペペロンチーノに仕上げたパスタにルーをかけたカレーパスタは最高の味になります、またオムライスやハンバーグにこのルーをかけると贅沢すぎるほどの味が楽しめます。
この欧風カレーをオーガニック野菜のみで作り健康重視のカレーにしたら面白いかなと考えているのです、使うスパイス類も厳選してできるだけ国産の有機栽培物を使いたいと思います。
トッピングも健康重視のものにした健康欧風カレー、考えただけでワクワクします。
更に、カレーとしてではなく何かの料理のソースやカレー風味の野菜スムージーのようなメニューに仕上げられないかと日々考えているのです。
漢方薬の研究をしていて辿りついたのが「お茶」です、現在デトックス効果のあるお茶の研究を中心に行っています。
ヤーコンを実験栽培している提携農家さんにヤーコンの葉を機械乾燥してもらって送ってもらったり、食用タンポポの根を送ってもらってはお茶にして効果を確認しています。
また北海道のゴボウを乾燥させて作ったゴボウ茶を試しています、ゴボウも乾燥させれば有効なデトックス効果のある美容茶として活用できます。
柿の葉・桜の葉・ビワの葉なども身体を温めデトックス作用が有ると注目されています、更にはドクダミやヨモギなどの野草も忘れてはいけません。
現在、ドクダミ・イタドリ・ビワ葉などのお茶作りの原料が部屋の中に所狭しと和紙に広げては乾燥させています。
また独自のブレンド茶を数種類作っては効果を検証しています、これまでに世に出ているお茶を飲んでみただけでは面白くありませんから創意工夫して飲みやすく身体にそれなりの効果が期待できるお茶作りを愉しんでいます。
愉しむことで健康になるという別の次元での発想で研究しながら作っては提供できるカフェとの併用が面白いのではないかと思います、構想は膨らむばかりです。
薬膳酒といえば、30年以上も前から自宅にはニンニク・朝鮮人参・冬虫夏草・キキョウやアザミの根などを35度のアルコールに漬け込んだガラスキーパーがたくさんあります。
朝鮮人参・冬虫夏草・キキョウの根などはソウルや上海の漢方薬専門店で買いこんだものなのですが当時はバブル経済真っ最中、その恩恵で金額をまったく気にせず何度も足を運び大量に買えたのは今思えば実にラッキーだったのかもしれません。
自宅にガラスキーパー置き場が無く引っ越しする度にもの凄い引っ越し費用がかかるため、仕方なく通常の10倍以上の濃度で保管しています。
これを焼酎などで通常濃度に稀釈させれば、10倍の量の薬膳酒ができることになります。
作り始めたきっかけは、30年ほど前に韓国で自家製薬膳酒が飲める薬膳料理の店で食事をしたことに始まります。
薬草やフルーツ、各種の薬効性のある花や樹木など、結構広い店の一角に20リットルはあるだろう大きなガラスキーパーに入れられた薬膳酒が所狭しと置かれていたのです。
その数は約300、重量も相当なもので床が抜けそうになっていたのを今でも鮮明に覚えています。
薬膳酒作りはしばらくやってなかったのですが、10年ほど前に世界中のスパイスを研究し始めて突然のように再開しました。
現在ではありとあらゆる薬草、ハーブやスパイス類を取りあえずアルコールに漬け込んでいます。
薬効性の在るスパイスで作った薬膳酒は胃薬や喉薬のような味と香りがするのですが、飲み方次第では結構いけます。
今では、それぞれの薬膳酒の美味しいカクテルのレシピ作りを楽しみながら研究しています。
こんなことを愉しんでいるうちに、最近本当によく眠れるし元気いっぱいなのです。
食事内容も徐々に変えてきているので実際のところは何がどのように効いているのかは解らないのですが、まあ愉しんで健康になればそれはそれで善しと思うのです。
そして、薬膳酒を作るようになってから「待つ」ことが愉しく感じるようになったのです、これは何事においても有効な思考のヒントになりました。
オリジナルの薬膳酒作りで愉しみ、そしてそれを提供するレストランとの併用が老後ビジネスとして面白いのではないかと思います。
食材の抗菌保存性ということに着目して研究していくうちに、たどり着いたのが燻製でした。
燻製は長時間の醗酵熟成を介さずに長期保存が可能になり、また独特の風味も生まれます。
燻製といえば肉や魚介類はたくさん作られていますし、「いぶりがっこ」のような大根の漬物まで燻製にして楽しまれています。
燻製はサクラ・ブナ・リンゴ・ヒッコリーなどの香りのよい木材のチップを燻して食品に煙による風味付けを行う加工方法です、この煙にはホルムアルデヒトやフェノールが含まれており、これが食品表面のたんぱく質に反応して皮膜を作ります。
この皮膜が菌やカビを寄せ付けず、またハエなどの昆虫類も寄せ付けなくなり長期間の保存が可能となります。
その保存性もさることながら独特の香りが美味しさを倍増させます、特に半日干しした魚や肉、またチーズや卵などたんぱく質が豊富に含まれる食材を燻製加工すると本当に美味しくなります。
じっくり煮込んでから燻製にした燻製卵の味は、この世の物とは思えないほど大変美味しいものとなります。
また木材の種類による香りや、温燻製や冷燻製のように方法によっても味の変化が楽しめて面白いのです。
直接加熱した煙を当てる温燻製は食材も加熱されますが、冷燻製と呼ばれる煙を氷などで冷やして当てる方法だと食材は加熱処理されずに生のまま燻製になります。
この代表格が生ハムとサーモンです、これはお酒のお伴として食せば最高に美味しいです。
採れたての食材をその場で燻製加工にして何か面白いことができないものか、そう思って燻製窯を買ったのはいいのですが、オフィスや自宅では煙の発生と匂いがすごくて実験しただけで本格的な研究までには行きついていません。
食材に拘って食材のカテゴリを絞った燻製加工食品、爆発的なヒットは無いかもしれませんがリピーターを育てれば息の長い事業になると思います。
数年前に大手上場企業の医療情報サイトなど10個のキュレーションサイトが、不正確で権利侵害など悪質な違法情報発信を放置していたと摘発され業務停止のうえ閉鎖に追い込まれた事件がありました。
特に医療や健康、そして環境に関しての情報発信は、身体に影響を及ぼす可能性が極めて高く専門家による確実な根拠を示した情報発信が必須となります。
摘発されたキュレーションサイトでは、数多くの新着情報を得る目的で情報提供者として100人を超える主婦ライターを中心としたセミプロライターに委託し質よりも量を優先していました、これらのセミプロライターの収益は低い人では1記事50円という人までいたそうです。
価格の安さから多くの記事を出す必要があり、ネットに流れている情報からそのまま転用する著作権侵害は当たり前で、他者のブログからも常にネタを拾っては自身の記事として投稿するモラルハザードが日常化していました。
このセミプロライターたちは内容がどんなものかも吟味できず、意味も理解しないままに自己の収益だけを考えて投稿していたのです。
この事件は、世の中に存在するライターの著作権などを無視した悪質なモラルハザードとライター業界全体の年収の低さが暴露されてしまった形ともなりましたが、自ら自分たちの首を絞める行為を自己利益優先で行っていたのですから自業自得の結果とも言えます。
逆に、常に自身の経験や自身で調べたオリジナルの記事が書け、転用やパクリなど一切しない知的で社会的良識のある有能なプロライターが求められる時代が到来しています。
どんなビジネスも報酬は高額であっても安心して依頼できるパートナーが必須です、プロライターにも同じことが言えます。
世に数多く蔓延しているライター養成ビジネス、このビジネスを行う人に対して注文をつけるとしたら指導内容です、ライター予備軍の人達に必須な指導は書くコツや稼ぐ方法ではありません、ましては自分を売り出すためのパフォーマンスでもありません。
著作権保護という法的な専門知識と人間として当たり前のモラルとビジネスルール、そしてビジネスマインドの教育です、それを行わなければ業界そのものが先の例ではありませんが市民権を失うことになっていきます。
この状況を打破する目的で将来優良講師を招いて無料のライター養成講座でも全国区で大々的に行うことも視野に入れています、優秀なライターさんが育てば出口は既に用意してあり私にとっても有益だと思うのです。
ライターさんにはどんどん有益なオリジナル情報を発信して稼いで頂きたい、そしてそれを全国で同様の養成講座を開催していただきたいと考えているのです。