2024年6月25日 09:00
スパイスと言えばカレーに使われるのは当たり前としてもそれ以外にも多くの料理に使われます、私は世界中のスパイスを取り寄せて香りとそれに会う料理法を日々研究しては楽しんでいます。
このスパイスですがハーブと同様に多くの薬効成分が入っています、これは漢方薬の処方を見ても解るように漢方薬のほとんどがスパイスの組み合わせによってできているのです。
こんな食べる生薬、もっと普段から摂っていければ本当の意味で医者要らずとなるような気がしています。
西洋医学で使われる合成薬の多くもハーブやスパイスなど自然の植物から成分を取り生成しているのです、西洋医学の薬も実はその大元は自然界に生えている植物なのです。
日本では食材の味を活かした優しい味付けが食文化の本流にあります、したがって味が一変してしまう癖の強いハーブやスパイス類は好まれません、でも上手く食材の味とバランスを取るような組み合わせも多数あります、ほんのひと工夫が必要なのです。
更には独特の匂いや味のある食材の一次処理として匂い消しや味の中和に使う事ができます、特に肉類や魚介類の独特の匂いを癖のあるハーブやスパイスの香りと味で緩和させ美味しい料理に変わるのです。
つまり、子供が嫌がる栄養価の高い食材もハーブやスパイスのひと工夫で美味しい料理にすることができます。
ちなみに某国の兵士は遠征の際には大量のスパイスを持ち込みます、食料が底をついたとき食料を確保しなければなりません、そこで食べ慣れない食材や野生の食材をカレーにして食べるのです。
こうすることでどんなものでも何とか食べられるし、消化や滅菌にも使え身体を壊すことが無いのだそうです、これがスパイスパワーなのです。
スパイスはハーブの種や薬効成分が豊富な草木などの種・葉・皮・根などです、したがって自然の薬効成分が詰まっています。
現在、各種のスパイスを実際に取り入れた調理をしては方向性を見いだそうとしています、日本人にもっと普通にスパイスのある食生活を提案していければと思います。
ハーブもスパイスも油も身体に有益に機能するフィトケミカルが大量に含まれています、特にオメガ3必須脂肪酸の解明はこれまでの美容食と健康食の常識を根底から覆すものです。