重要な情報をクラウドサーバーに保管する、そんなニーズから数年前に大手IT企業などが打ち出したデジタル貸金庫サービスですがどの企業も数年で撤退していきました。
さて、ニーズがあったのに何故上手くいかなかったのでしょうか?
それはニーズがある人がITに弱いからです、つまり自分の死後に遺書に近い情報を入れたいニーズから始まったサービスですから高齢者が対象のサービスだったのです、その高齢者が誰にも知られずにこっそり情報を入力し自身で管理しなくては意味がありません。
そこで、自身がパソコンやスマートフォンを使って会員登録から情報をファイルなどデジタル化して保管するまでを行うのにはかなりハードルが高かったのです。
それがニーズがあっても採用する人がほとんどいなかった理由です、そして機能は複雑化していくばかりでマーケットイン志向として本末転倒なシステムだったのです、これがプロダクツアウト志向の高いIT企業が考えるITサービスのパラドックスというものです。
では視点を変えて、パソコンやスマートフォンを自由に扱える年代に向けたデジタル貸金庫サービスとして利用されるにはどんなデーターやコンテンツを対象にしたらよいのか、これを想像できるのが実はデジタル貸金庫サービスの成功法則だということです。
VODという音楽や動画配信サービスがあります、これは大義で見ると一つのデジタル貸金庫と言えなくもありませんが、あくまでも不特定多数へのダウンロードサービスであり貸金庫とは呼べません。
また、例え個人利用のコンテンツでのストレージサービスであってもデジタル貸金庫と呼ぶには相応しくありません。
さて、私はこの事業で早々にビジネスモデル特許出願を考えています、一緒にこういったITサービスビジネスを立ち上げてくれる人がいたら非常に助かります。
2020年の調査では50歳以上の起業数が過去10年間比で倍増していることが解りました、背景には平均寿命の伸びや人生の最期に自分自身の好きなように生きていきたいという願望が出てくるようです。
2008年までは起業は一大イベントでした、例えば株式会社であれば資本金を1,000万円用意しなければなりませんし起業の際の登記にも8名の賛同者が必要でした、しかし現在では資本金は法的には1円で登記でき面倒な賛同者も不要です。
また、同じ売り上げであれば給与では不可能だった家賃や活動費を経費参入できるので実質的に見入りの金額が増えるというメリットを受ける目的での起業も見受けられます。
ただ、ここで注意してほしいのは経費参入できるといっても肝心の売上げがあって初めて可能となります、起業後数年間もほぼ売り上げが上がらず生活優先のためにアルバイトで何とか凌いでいる例も多々見受けられます。
これでは本末転倒もいいところです、むしろ自由が利かなくても給与をもらい続けたほうが幸せだったという人も多数見てきました。
起業は昔と違って費用がほとんどかからない分軽い気持ちで起業してしまう例が後を絶ちません、しっかりと専門家の意見を聞きながら自分に合った起業方法で起業してほしいものです。
夢を見るのは勝手です、でもその自分の夢に覚悟と責任を持ってほしいです、少なくても友人知人や家族に迷惑だけはかけないでいただきたいと思います。
飲食・建築・農業、この3つの業種は外国人に対して長期就労ビザや研修ビザが優遇されており、この3つの業種に就労する外国人がこの数年で倍増しています。
そこで外国人ならではの各種の手続きや問題が発生しているのですが、現在では総合的にサポートする機関が無くそれぞれの雇い主が個別に対応しているのが現状です。
例えば冒頭の優遇就労ビザであっても3年毎の申請になります、また住居の問題では外国籍の人の多くは大屋さんが嫌がるのか家を借りることができません。
そして銀行取引にクレジットカードの取得問題では外国籍の人はどの銀行でもお金を借りることができませんしクレジットカード取得も困難を極めます、これは日本人が保証人となってもです。
このような日本人には考えられない多くの問題が外国人就労者には存在しています、そこで総合的な外国人就業者サポートサービスがクローズアップしてきます。
雇い主も自身で対応するよりも手間が省けて大いに助かりますし、アルバイトが雇えず困っている飲食店なども助かります。
私は、あるクライアントに依頼されて数年前に区役所・税務署・外務省に銀行などの機関に行き可能にする方法を探りました、そして幾つかのクリアできるスキームができあがりました。
この成功事例は噂を聞いて多くの外国籍の人が相談に来るようになりました、住居と銀行の問題は日本で就労する外国籍の人の大きな障壁になっています。
また、新たな要望が日本の永住権を取りたいというもので、これは3年前に中国の知人である法人代表の娘さんに代わり永住権を取得申請してあげた経験とノウハウがあります。
今後、日本は外国人就労者に頼らざるを得ない状況になってきます、建築現場やコンビニ・飲食店を見れば解ります、作業員や従業員の半数以上が既に外国籍の人なのです。
日本人が敬遠する作業を必死で覚えようと努力しています、それは本国へ帰り生計を立てたいという夢を持っているからです。
単身での日本移住は世界的に見て日本は極めて難しい国なのです、就労ビザも業種によっては臨時の研修ビザを取得すらできません。
人手不足にあえぐIT業界はこの問題でかなり前からオフショアに切り替えているのです、せっかく自国内での業務も外国法人へお金が流れていってしまっています。
日本のGDPが減少し、近隣の国のGDPが上昇している一つの要因がこのオフショアという結果でもあるのです。
益々この外国籍に人の就労と移住問題は日本経済を考えた場合大きな障壁になってきます、障壁が大きければ大きいほどにそれをクリアできる人の存在価値やビジネスチャンスも大きくなるのです。
ボランティア精神豊富な人であれば、世の為になって困った人を助けられるこういったビジネスを考えてみるのも一考の価値があると思います。
現在世を席巻しているシェアリングビジネスは、今後益々成功ビジネスとして取り上げられるようになると思います。
その一方で中国のシェア自転車サービス会社の破綻や、日本でのシェアハウスオーナーの破綻騒動などにより、近年ではシェアリングビジネスそのものに懐疑的な見方をする人も多くなってきました。
それを尻目に、IT業界でのシェアリングは大きな成功を収め定着した高収益ビジネスを多数生んでいます。
例えば、サーバーをシェアするホスティングサービス、アプリケーションをシェアするASP(Application Service Provider)サービス、また近年では多くのクラウドサービスが成功を収めています。
その意味では、シェアリングビジネスで儲けるのであればITに特化することが先見性のある人なのかもしれません。
そして、私的にITでのシェアリングで今後注目すべきが「シェアブロックチェーン」と断言できます。
ブロックチェーンをそれぞれの企業で持つ必要はなく、巨大なブロックチェーンシステムをクラウド化しマルチDApps(分散アプリケーション)を可能とするシステムがあれば事が済むわけです。
ただ、このプラットフォーム作りは誰にも行えるわけではありません、それなりの仕組みを持ったマルチアプリケーションブロックチェーンの存在が不可欠です。
ユーザーはAPIを利用してDAppsを構築し、手順に従いディプロイするだけでブロックチェーン下でオリジナルなDAppaサービスを運用・利用する事が可能となります。
また、必要であればこのブロックチェーン固有のトークンを共有する事も可能となり、これまでにない多くのクラウドサービスが手軽に行うことが可能となります。
地域通貨やローカルバウチャーなど、発行体それぞれでブロックチェーンを構築する必要がなくなるのです。
予算も大幅に低減できブロックチェーンが誰しも使える時代が到来するのです、こういったサービスが行われるようになって初めてブロックチェーンがポピュラリティを得ていくのだと思うのです。
その意味で現在考えているビジネスがあります、それはブロックチェーンを仕組んだサーバーそのものをプロバイディングしてしまおうというものです。
ユーザーは初回契約金を支払えば、安価な月額利用料だけでブロックチェーンサービスを展開できるようになります、こういったサービスが誕生して初めてブロックチェーンが普及していくのです。
ITに精通している人でファンドなどから事業資金を得て安定した利益を生む事業を構築したいと考えられるような人であれば、こういった先行投資は必須でもその後に安定収益が齎されるITサービス事業を考えるのも一考の価値があると思います。
一度構築してしまえば、あとは低予算のランニングコストで稼げます、まさに高齢者起業家にとっては理想的な事業だと思います。
新型コロナウイルスのパンデミックがきっかけとなり、昨年から世界中で化粧に関する価値観の大変革が起きています。
その変革の代名詞が「スキニマリズム(skinimalism)」で、解りやすい表現をすると「すっぴんに限りなく近い自然な健康肌」となります。
ニキビや肌荒れなどを隠そうとするのではなく、それも含めて個性として受け入れて健康肌を保つことを優先した化粧法なのだといいます。
マスク着用で一気にブームになり、世界中の女性が突然のように同時多発的に意識し出したメーク法です。
肌健康に良い天然素材の石鹸で顔を洗い、うっすらと天然素材の美容液やクリームを塗る程度で毛穴や皮膚腺を塞ぐファンデーションは一切しません。
目周りはアイライン程度、唇は薄い色が付く程度のリップクリームで唇の乾燥を防ぐのを目的に施すだけという実にシンプルな化粧法なのです。
面白いのはニキビや肌荒れなど、このスキニマリズムの継続によって改善されていくという好結果を齎すのだそうです。
さて、この突然の「スキニマリズム」の台頭により化粧品メーカーはこぞって新商品を出し始めてきていますが、世界の化粧品業界から一歩遅れているのが日本の化粧品メーカーです。
代わりに、ナチュラル美容を打ち出して商品開発をしてきた小規模な手作りナチュラル化粧品メーカーは今後大きなチャンスが回ってくることが予想されています。
新型コロナウイルスパンデミックにより、どの業界もこれまでの長期安定時代が終焉し誰もがチャンスを掴める混沌の時代へと突入していきます。
現在存在しているあらゆる業界の有名大手企業は全て、こういった混沌の時代に誕生し急成長を成し遂げてきた企業です、誕生当時はどこも僅か社員数名の極少企業だったのです。
安定期には新たな企業は生まれてきません、何かによって価値感が大きく変化する混沌の時代こそ次世代の有名大手企業が生まれてくるのです。
美容と健康に興味がある人はじっくりと研究し、これまでに無い化粧品を開発してみるのも一考の価値があると思います。