2024年7月16日 09:00
ハーブと呼ばれる香草類はすべて薬効成分が豊富で生薬そのものです、タイム・オレガノ・バジルに始まり最近流行りのパクチーを各種の調理方法で研究中です。
オフィスのベランダ菜園では豊富な野草と共にローズマリー・パセリ・バジルという特徴的な香りと味のそれぞれの科目代表であるハーブを育てています、間引きや脇芽を育てるために摘芯してはパスタのトッピングや生ハーブティーなどで毎日楽しんでいます。
特にハーブ類には精神安定剤と同じ効果が認められている成分が入っています、これらのハーブは育てているといっても植えただけで土が乾燥したらたっぷり水を与え肥料も植える前に自家製の腐葉土を大量に入れただけです。
それなのに勝手にどんどん成長しているという放置栽培です、これが最もハーブの栽培には適しているようです。
ハーブと言えば独特の香りと味ですが実はこれが自然の薬効成分であるフィトケミカルと総称して呼ばれるレアな栄養成分であり、多くのフィトケミカルがハーブには含まれています。
ハーブは元々は全て雑草です、ですから非常に栽培するには簡単でオーバーな話しが適当に空き地に種を蒔けば生えてくるほどなのです。
量はそう多く必要としません、量ではなく存在感で勝負の食材なのです、料理にほんの少し加えるだけで香りと独特の味でまったく別の料理に変身します、これもハーブの魅力のひとつです。
またハーブや各種のスパイスを微妙に配合すると手に入りずらいハーブやスパイスの香りと味を創作することが可能で、これもまた妙味なのです。
日本ではまだまだ高価なハーブ類ですが、農家の人なら空いている畑の脇で適当に育てれば簡単に収穫できるのに何故かそれを行う農家は少ないのです。
それほど大きなニーズが日本には無いということを物語っています、「ハーブに対する価値観を日本人は持ち合わせていない」というのが事実です。
提携農家さんに食用タンポポを栽培してもらっていますが空いた畑の一角で代表的なハーブを実験栽培してもらっています、多年草のミントやローズマリーは何もしなくてもあっという間に大変な事になるほど増え続けています。
やはり思った通りでハーブは現在行われているビニール栽培などは不要で、荒れ地でも日本の土壌と気候で簡単に栽培できるのです。
あとはニーズの問題、特に日本人は香りの強い野菜をあまり好みません、これは伝統的な和食にはオオバ・ネギ・ワサビ・ショウガ以外はあまり使われる事がないのも要因の一つかと推測できます。
ならば和食に合う調理法を開発して健康和食を開発していければと思うのです、常識の中に成功はありません、まずは常識を壊すことから始めないと何も変わらないのです。