2024年9月11日 08:00
オーディオやホームシアターで、壁にスピーカーや液晶テレビを設置する際には充分に取り付け方法と強度を考慮してほしいと願います。
先日、私のコンサルティング先のカレーレストランで、壁に取り付けられていた大型液晶テレビが落下して、もう少しでお客さんに大怪我をさせてしまった可能性がある事件が起きました。
壁にはすっぽりと穴が空いており、取り付け工事ミスだとすぐ解ります。
ちなみに居抜きの為、工事業者の責任は問えません。
さて、壁に取り付ける際にまず壁の材質を確認してください。
店舗やマンションの内装では1Cm厚程度のベニア合板を良く使いますが、これだとスピーカー程度は問題ありませんが、液晶テレビだと専用の取り付け金具だけでは32インチ程度までが限界です。
更には最近多い石膏ボードではスピーカーでさえも取り付け出来ません、石膏ボードは木ネジを止める時は締まっているかのように思えても、すぐに振動などでボロボロと削りだされて抜け落ちてしまいます。
こういった際にはちょっと見た目は悪いのですが、天井と床で支えるポールを立ててそのポールに取り付け版を固定して取り付ける方法があります。
またスタンドを自作する手もあります、市販品では超小型のスピーカー程度ならカメラの三脚のようなハイポジションスタンドが売っています。
これはマンションでは多用される方法で、壁や天井に傷もつきません。
また、店舗では壁そのものを裏面から厚い合板を当てて補強しなくてはいけません。
現在ではあらゆるニーズに在った取り付け金具が揃っていますので、壁の強度を確認したうえで適合した壁の補強と取り付け方法を選んでほしいと思います。