2024年8月 7日 08:00
オーディオ製品は部屋の中に機械を飾るようなもので、装飾品との兼ね合いから違和感を与えてしまうことに繋がります。
そういったオーディオ製品の設置で、特に気をつけたいのがコード類です。
私は、出来るだけコード類が見えないように配線の設計を行います。
特にホームシアターですと多数のスピーカーを使いますので、どうしてもスピーカーケーブルが部屋の中を這うようになります。
高い位置に置く場合は、ケーブルをむき出しにするのではなく、モールなどで綺麗に配線するようにしてほしいと思います。
また、ホームシアターなどでシステムの反対側の壁にスピーカーを置く場合にも、若干遠回しになっても家具の後ろ側を回すなり表面に出ないようにしたいものです。
この気遣いは実はトラブルを未然に防ぐためにも重要なのです。
例えば、スピーカーケーブルが歩く場所に出ていた場合には踏んでケーブルを傷めてしまうし、躓いてスピーカーを棚などから落としてしまう事もあります。
とは言え、電源タップのコードやCDプレーヤーなどのラインケーブルとスピーカーケーブルを一緒に纏めてしまうとノイズの原因になりますし、他の電気製品の電源を入れた途端に「バチッ」というノイズを拾ってしまう事もあります。
電源コードとオーディオの各種ケーブルは平行に這わせないということを鉄則とすると安全です。
また、オーディオラックの裏側を見て下さい。
各種ケーブルがぐちゃぐちゃになっていませんか?
こういうだらしない配線は、空気の流れを悪くして埃を貯め込んでしまい、その埃にダニが発生してアレルギーの原因を作ってしまう可能性もあります。
細かなとろろにまで気を配ってこその道楽というものです。