2024年12月 9日 07:00
私が、中国古代思想である「五行」の存在に出会ったのは2004年、その後時間を見つけ培った科学的視点を入れ多くの謎解きをしてきました。
「五行思想」は、中国や日本をはじめとするアジアの約10ヶ国で昔から多くの文化や生活に深く関わっていることを知りました。
紀元前に研究が始まり、西暦250年ごろに数百年(800年とも言われている)という年月をかけて各種の自然現象などの統計データを取り、その分析によって確立したのが「五行思想」なのです。
その後、「陰陽思想」と合体し易学や方位学として多くの東洋学問が確立していきました、そして今も尚その研究は過程の状態なのです。
「五行思想」は「木・火・土・金・水」の5つの元素から万物は創造されているという思想です。
それぞれの元素に方位、人間の部位、食品、色、物質などを当てはめ、そのものの意味と組み合わせたばあいの相性を解いたものです。
それは、組み合わせによって「相生」(生かす組み合わせ)、「相剋」(滅ぼす組み合わせ)という法則を確立しました。
また、この5元素と陰陽の関係によって、甲(木の兄)・乙(木の弟)・丙(火の兄)・丁(火の弟)・戊(土の兄)・己(土の弟)・庚(金の兄)・辛(金の弟)・壬(水の兄)・癸(水の弟)という文字と意味を当てはめた「十干」によって万物のリズムを解明しようとしました。
兄は「え」、弟は「と」と読み、意味は+と-、つまり陽と陰の意味です、したがって「きのえ」とは「木」元素の「陽」ということです。
しかし、物体や物質の意味や性質、そして互いの組み合わせた場合の相生・相剋などについてはほぼ完成されたと言っても良いでしょう。
しかし、生物や宇宙のリズム、つまりバイオリズムを解明するには「五行」の5元素ではどうしても無理があるのです。
私はこれに気が付いたのです。
つまりリズムとは「波」です、全ての波は「立ち上がり」、「立下り」の2種、そして「上へ上る」、「下へ下がる」の陰陽(+、-)の関係で都合4種、更に基点(0地点=何も無い状態))の1状態を加えた5種あります。
「五行思想」は最初はこれで全てのリズムを説明できると考えたのでしょう。
でもそうではないのです、波には盲点がありました、実は状態は5つではなく6つ在るのです。
私がこの発見をして、本当に当時の「五行思想」研究者たちも同じように考えたのか、裏付けを調べました。
やはり、私の中で一時保留していたある事項にこのヒントが隠されていました。