2024年9月16日 07:00
「もったいない」は日本発のグローバルワードとして世界に定着しました、この「もったいない」も価値観を大きく分ける一つだと思います。
企業においての一つの「もったいない」の例として、使わなくなったPCを含めた備品や試作品・サンプル品・陳腐化した在庫商品・開発用具・それらの資料やパンフなど、皆さんならどうしていますか?
これらは全てコストがかかっています、無料ではありません、資産価値もまだ残っているものも多くあるでしょう。
「もったいない」の精神に照らし合わせれば、再利用できないか、他社で必要なところに安く売れないかなどと考えるでしょう。
しかし私の場合は上記のものを全てまとめて一気に廃棄します、廃棄には当然事業ゴミ扱いですから結構な金額がかかります。
そして何よりも決算では資産価値の残っているものは、「特別損失」として落とさなくてはなりません。
つまりは赤字になることもあります、それでも廃棄するほうが良いと考えるのです。
その最大の理由は保管スペースと意識です。
何が一番「もったいない」かというと、私の場合は使わないものを保管しておくスペースの金額なのです。
更に、不要なものを何時までも気にしなくてはいけない時間や脳の領域、これが極めて無駄だと考えるのです。
個人であれば再利用も考えることはできても、企業の場合はそれ以上に考えなくてはならないことがたくさんあるということです。
それが生きた経営マインドであり、こういう理不尽に耐えることも必要だと思うのが私の価値観なのです。
多くの場合に1年経っても使わない物はまずその先も使うことはありません、古くなったものは新しきを生む邪魔になっても有益な事象には繋がらないのです。