2023年5月19日 07:00
地球上に「生命体」が発祥したのは37億年前とされています、そして最後に細胞が進化した「真核生物」は5億年前とされています。
つまり動物や植物はたった一つの「真核生物」から2つに別れて誕生した事になります、そうです動物と植物は元々は一つの種であったわけです。
「真核生物」の亜種への進化は約2億年前に雪崩現象的に今も現存する多くの動物や植物の祖先を一瞬にして生みました、この期間はわずか2000万年程度と言われています。
いったいこの期間に地球上に何が起こったのでしょうか、多くの科学者の頭を悩ませています。
例えば動物で言えば昆虫、魚類、両生類、爬虫類、哺乳類などほんの一瞬で共通祖先が生まれ枝分かれしてそれぞれが進化してきたのです、そしてそれぞれが多くの亜種をこれまでに発祥させながら全てが現存しています。
人類はそういう意味では最後に誕生した哺乳類の亜種と言うことなのです。
「真核生物」から葉緑素を体内に取り込んで、外気である二酸化炭素から炭素成分を取り込むことで成長させようと進化したのが植物です。
動物はもっと積極的で、それまでの「真正細菌」などの天敵であった細胞を破壊してしまう毒素である酸素を逆にエネルギー代謝の媒体として活用できる機能を獲得しました。
面白いことにこうして一つの祖先から分かれた動物と植物は太極から別れた陽と陰ということができ、更には互いに互いのエネルギー元を補填し合うという陰陽の関係になっているということです。
つまり植物は二酸化炭素を取り込んで酸素を吐き出し、動物は酸素を取り込んで二酸化炭素を吐き出しているのですから。
動物と植物は発祥の時から1つの生命体から生まれ、2つで一つの陰陽の関係を保ちながら進化を遂げてきたのです。
人間も自然に触れたり、多くの花や樹木を身の回りに置くことで癒されるのは至極当然の事なのかもしれません。
陰陽の地球最後に誕生した2つの生命体、この関係は2つに別れた瞬間に、それぞれがそれぞれの役割を担い種の保存の協力を行い共に共栄共存するという切っても切れない深い関係で結ばれています。
この関係については、海藻と魚類、花と昆虫、果物と鳥類やげっ歯哺乳類との関係などに多々見る事ができます。
我々人間は最も進化した動物です、それだけに動植物の陰陽補完の関係についてもっと学ぶべきではないでしょうか?
健康を維持し活き活きと振る舞える人間で在りたいなら生命体も含めた地球環境全てにおいて陰陽を意識して思考して行きたいものです。