直訳すると単純な文章ですが、別の意味を表すフレーズでもあります。どんな意味かわかるでしょうか?
③ It's in the bag.
② It's apples and oranges.
① It's a lemon.
④ I'm going bananas.
⑤ She brokes the ice.
① It's in the bag.→「確実にうまくいきます。」
A: Are you ready for a job interview tomorrow?
「明日の面接の準備はOK?」
B: Don't worry, it's in the bag.
「バッチリ。」
② It's apples and oranges.→「比べようがない。」
A: She takes a day off again? I haven't taken a single day off for the last 3 weeks. It's unfair.
「彼女はまた休みですか?私は3週間休んでないのに不公平です。」
B: It's apples and oranges. Her mother is in the hospital.
「それとこれとは話が違います。彼女のお母様は入院してるんです。」
③ It's a lemon.→「不良品だ。」「欠陥品だ。」
■ My car is a lemon.「私の車は欠陥品です。」
■ He is like a lemon.「彼は不愉快な人です。」
④ I'm going bananas.→「ものすごく嬉しい。」
本当に気が狂うという意味ではなく、興奮して気がおかしくなるくらい喜んだり怒ったり、感情が溢れている様子を表すときに使います。
A: I'm gonna give my nephew the Ichiro's autographed T-shirt.
「甥っ子にイチローのサイン入りTシャツをあげるんだ。」
B: He'll go bananas!「すごく喜ぶね!」
A: He stood me up last night.
「昨晩、彼に約束をすっぽかされました。」
B: If I were you, I'd go bananas.
「もし私があなただったら激怒するよ。」
⑤ She brokes the ice.→「彼女が緊張をほぐしてくれた。」
堅苦しい場の雰囲気を和らげたり、初対面同士でも気まずくなく会話の口火を切って緊張を緩ませるという意味で使われます。
A: I respect her because she knows how to say the right thing to make people feel comfortable.
「相手を心地よくさせる会話ができる彼女を尊敬します。」
B: Exactly. She is good at breaking the ice.
「本当にそう。彼女は場を和ませるのが上手だよね。」
日常会話やビジネス会話でネイティブたちがよく使っているフレーズを集めました。
① I'll get back to you.「またご連絡します。」
ビジネスでもよく使われますが、カジュアルなシーンでも使うことができます。
A: Do you have a minute?「ちょっと時間ありますか?」
B: I'm tied up right now, let me get back to you later.「今、手が離せないからあとで声かけます。」
② I'm in the middle of somthing.「今、手が離せません。」
上記①の例文BのようにI'm tied up.を使うこともできますが、もう一つのよく使われる定番フレーズです。somethingの代わりに名詞を入れることができるので便利です。
■ I'm in the middle of breakfast.「今朝食中です。」
■ I'm in the middle of running some errands.「ちょっと用事を済ませている最中です。」
③ Let's get on the same page.「お互いに状況を理解しよう。」
直訳すると同じページにいるという意味ですが、共通の認識や同程度の理解、同じ考えを持つという意味です。
■ My husband and I are on the same page about parenting.「私と夫は子育てに関して考えが同じです。」
■ I want to make sure everyone is on the same page.「みんなの認識が一致しているか確認したい。」
④ You make a good point.「いい点をついてるね。」
誰かが的確な意見や主張、的を射た発言や質問をしたときなどの受け答えとして使う決まり文句です。Good point! と言ったりもします。
⑤ That's the bottom line.「これが重要な点です。」
bottom lineは肝心なこと、抑えておきたい大切なポイントという意味です。
■ The bottom line is that we need to launch our new products.
「重要なことは、新商品を展開する必要があるということです。」
■ What's the bottom line?「要するに結論は?」
現地で学んだネイティブがよく使うフレーズや文法などを紹介しています。
日本語でも「郷に従おう。」「天命を待とう。」などの、ことわざの一部を使った独特の言い回しがあるように、英語でもよく使われる共通の表現があります。今日はビジネスでも日常会話でもよく聞くことわざフレーズをいくつかピックアップしました。
Don't count your chickens before they hatch.
卵がかえる前にひなを数えるな→捕らぬ狸の皮算用
A: Sales this month are strong. They're right there.「今月は売上が順調だよ。もう一歩で契約がとれそう。」
B: Don't count your chicken! 「捕らぬ狸の皮算用しないでね!」
The early bird gets the worm.
早い鳥はミミズを捕まえる→早起きは三文の徳
そこから派生して、early birdは「早起きな人」または「早めに行動する人」を表します。
I'm not a early bird.「私は朝型人間じゃない。」
※それと逆に夜型の人をNight owlと言ったります。
Are you an early bird or a night owl?「朝方ですか、夜型ですか?」
The grass is greener on the other side of the fence.
塀の向こう側の芝はいつも青い→隣の芝生は青い
以前、同僚がこのように使っていました。↓
"I've seen the other side of the fence, but I realized that it wasn't always greener there as much as I thought it would be."
「隣の芝生が青く見えていたけど、思ったほどいつも良いとは限らないということに気づいた。」
Actions speak louder than words.
行動は言葉よりも雄弁だ→言葉でなく行動で示しなさい
A: I'll make it up to you. I promise.「かならず埋め合わせするから。」
B: Don't promise me anything. Actions speak louder than words.「言葉ではなく行動で示して。」
The apple doesn't fall far from the tree.
リンゴは木から離れたところから落ちない→「親を見れば子がわかる」
ネガティブな意味でつかわれるので、わざとappleをorangeにしてThe orange doesn't fall far from the tree.として強調したり、appleをさまざまな単語に変えて使われたりします。
Haste makes waste.
急げば無駄が出る→急がば回れ
Easy come easy go.
得やすいものは、失いやすい
現地で学んだネイティブがよく使うフレーズや文法などを紹介しています。
英語圏では"have got"を頻繁に耳にします。意味は"have"とまったく同じです。
Do you have a pen? ではなく、Have you got a pen? と言う人もいるほどに、have got はネイティブたちにとって自然な口語表現になっています。
イギリス人の同僚は「特にこれといった理由はないけれど、have単体で使うよりも、have gotで使う方が多い。」と話していました。
2つの意味はまったく同じですが、have gotの使い方には少し特徴があります。
■ have gotは、have+動詞の現在完了形と間違えられやすいですが、現在完了形ではありません。
■ I have got「アイハヴゴット」や He has got「ヒーハズゴット」ではなく I've got「アイヴゴット」や He's got「ヒーズゴット」というように、省略形で書いたり話したりするのが一般的です。
■have gotは現在の状態を表す表現のため、過去形で had gotというような使い方はできず、現在形のみで使われます。
~~ have got を使ったフレーズ~~
① I've got a few errands to run.→「ちょっと用事があるんです。」
errand は銀行やスーパーに行ったり、近場で済ませる日常生活のちょっとした用事や雑用という意味です。
errand と比較して家の中で済ませる家事を chore といいますが、家事のことも errand を使うネイティブも結構いるように思います。様々な場面で使える便利なフレーズです。
run errands は「ちょっとした用を済ませる」という意味のイディオムです。
② I've got your back.→「私が付いてるから」
I'm in your corner.も同じ意味で、どちらも定番のフレーズです。
③ You've still got it.→「まだまだいけるね。」
腕はさびてないねという決まり文句です。
④ He's got the skills to pay the bills.→「彼は有能だ。」
請求書を払えるスキルがある=それで食べていけるほど有能だと褒めるときのフレーズです。skillsとbillsで韻を踏んでいます。
現地で学んだネイティブがよく使うフレーズや文法などを紹介しています。
track と聞くと、「トラッキングする=追跡する」という意味くらいしか思い浮かばない馴染みの薄い"track"という英単語ですが、英語圏ではこのtrackという単語をよく耳にします。
今日はよく使う表現をいくつかご紹介します。
① on track→「順調である、軌道に乗っている」
■プロジェクトの進捗を聞かれて、
A: How is everything?「調子どう?」
B: We're on track so far.「今のところ順調です。」
■料理を教わっている場面で、
A: This is how to clean a fish.「魚はこうやって開きます。」
B: Let me try. Well.., am I on the right track?「やってみます。えっと・・これで合ってる?」
■最近やる気がしないという相手に、
A: I've been slacking off recently.「最近さぼり気味で。」
B: I know that you can get back on track.「あなたならまたうまくやれるよ。」
② get off the track→「本題から外れる」
■会話が弾んで話がそれていると気づいたときのひとこと、
I think we're getting off the track.「本題からズレてきたね。」
③ down the track→「将来」
■I believe that I would be successful down the track.「私は将来、成功すると信じています。」
■If I let go of this desk now, I would be regret someday down the track.「今この机を手放したら、私はいつの日か後悔するだろう。」
④ lose track of ~→「忘れる」「見失う」
/keep track of~→「記録する」「(注意深く)経過を追う」
■You lose track of time when you're having fun.「楽しいことをしているときは時間を忘れてしまいます。」
■I lost track of how much I spent for cloths last month. 「先月、服にいくら使ったか忘れました。」
■I keep track of calorie intake everyday.「私は毎日、摂取カロリーを記録しています。」
■We need to keep track of industry trends.「業界の動向を追う必要があります。」