今日はビジネスで使える英語表現の上級編です。
ビジネスでよく使われる上級編の英語表現です。頻繁に耳にする表現ばかりですのでこれらを覚えておくととても便利ですし、より自然で流暢に聞こえます。
1.「この仕事は急ぎだ。」
This job is extremely urgent.
→ This job is time-sensitive.
2.「ビジネスが軌道に乗ってきた。」
My business is becoming successful.
→My business is taking off.
3.「彼女は気さくで話しやすい。」
She is easy to talk to. She has good comunication skills.
→ She's got good people skills.
4.「前もって支払いたい。」
I'd like to pay in advance.
→ I'd like to pay upfront.
5.「仕事を辞めた。」
I quit my job.
→I gave my notice.
6.「会社で昇進した。」
I got a promotion in the company.
→I moved my way up in the company.
次回に続きます。
今日は生き物を使った頻出イディオムと慣用句をご紹介します。
1. hold your horses → 慎重になる、焦らず落ち着く
■ I think it's too soon. You should hold your horses a little.
「時期尚早だと思います。少し慎重になるべきです。」
2. let the cat out of the bag → (うっかり) 秘密を暴露する
意図的に秘密を暴露するというより、不注意でうっかりバラしてしまうというニュアンスで使われることが多いようです。
■ Please be careful not to let the cat out of the bag.
「バラさないように注意してね。」
3. quit cold turkey → 悪習慣をきっぱり(やめる)
■ I decided to quit drinking cold turkey.
「飲酒をきっぱりやめると決めました。」
4. have /get butterflies in my stomach → そわそわする、どきどきする
■ I always have butterflies in my stomach before a meeting.
「会議の前はいつもそわそわします。」
■ Her smile gives me butterflies.
「彼女の笑顔は私をどぎどきさせます。」
5. the elephant in the room → タブー、触れてはいけない話題
■ We need to talk about the elephant in the room.
「見て見ぬふりをしていることについて話し合わないといけない。」
■ The elephant in the room when you speak with her is about her ex-husband.
「彼女と話すときタブーなのは、彼女の元夫の話です。」
6. the world is one's oyster → 世の中は○○の思い通り、○○の可能性は無限大
■ You can do it. The world is your oyster.
「あなたならできるよ。あなたの可能性は無限大です。」
■ With a privileged family and brilliant career, the world is his oyster.
「恵まれた家庭と華麗なる経歴があったので、世界は彼の思いのままだった。」
7. the lion's share → ほとんど、大部分
一番大きな利益を独占している、うまい汁を吸っているいうネガティブな意味でも使われます。
■ The lion's share of the budget went on rent fee.
「予算の大部分は家賃に費やされた。」
■ She always takes the lion's share.
「彼女はいつもいいとこ取りをしている。」
今日は色を使ったイディオムと慣用句をご紹介します。
① out of the blue「突然」
日本語の「青天の霹靂」に似ています。
② yellow journalism「イエロージャーナリズム」
読者の興味を引くために、タイトルや内容に対し、事実より奇抜な表現や誇張表現を用いるジャーナリズムの形式を指します。
③ done purple「夜明け」
紫が終わる、つまり夜明けの時間帯や情緒を現します。
④ paint the town red 「どんちゃん騒ぎをする」
日本語だと、お給料日や長いプロジェクトが終わったときなど、何かが一区切りついたとき「パーっと飲みに行こう」というイメージに近い表現です。
⑤ red-letter day「特別な/おめでたい/記念すべき日」
日本でも祝日のカレンダーが赤で示されているように、おめでたい日や重要な日、記念日と言う意味で使われます。反対は black-letter day で「縁起が良くない日」という意味で使われます。
⑥ green eyed monster「嫉妬心」
ヨーロッパの言語の中には緑色が嫉妬を連想させるイディオムや慣用句がたくさんあります。シェイクスピアが 『オセロ』のなかで、この表現を使ったことが由来とされています。
⑦ see pink elephants「幻を見る」
お酒で酩酊状態になることを婉曲に表現した言い回しです。ピングの象をキャラクターにしたお酒もあり、ディズニー映画『ダンボ』で酔っ払ってしまったダンボがピンクの象の幻覚を見るシーンもあります。
⑧ blown-nose「ごまをする」
上司におべっかを使ったりご機嫌をとる人のことを brown-noser と言います。
⑨ black as coal「真っ黒」
直訳の通り、石炭のように真っ黒という意味で、黒を強調したいときによく使われます。例えば料理を焦がして「真っ黒になってしまった」と言いたいときなどをイメージするとわかりやすいかもしれません。
⓾ white lie 「ささいな嘘、社交辞令」
相手のことを思ってついた必要な嘘、優しい嘘という意味で使われます。
いかがでしたでしょうか。ぜひ参考にしてください。
日常会話やビジネス会話でネイティブがよく使うフレーズを集めました。
① Please give me some slack.「大目に見てください。」
slack のもともとの意味は、ロープが緩んだ様子を表します。そのイメージから派生して比喩的に使われています。
■No slacking off.「サボらないで。」
■He is a slacker.「彼は怠け者だ。」
■My mouth went slack.「私は口がポカンと開いてしまった。」
■She left early. I need to pick up the slack.「彼女は早退してしまった。彼女がやり残した仕事を私がやらなければいけない。」
② Let's go with plan B.「代替案でいきましょう。」
代替案のことを "plan B" と言います。当初の計画がうまくいかず、代替案でプロジェクトを進めるときなどによく使われる表現です。
③ Don't steal my thunder.「私の注目(されるチャンス)を奪わないでください。」
自分の大ニュースや注目を別の話題で奪われてしまったり、自分の技をマネして栄光を横取りされたときなどに使われる定番フレーズです。
④ Don't take it personally.「悪い意味でとらないでください。」
相手に対して「気を悪くしないでね」という意味で前置きで使ったり、気を悪くした相手に「個人的な意味で受け取ってはいけない」と注意したりたしなめるときに使われる表現です。
■ Don't take it personally, but I agree with his opinion.
「気を悪くしないでね、でも私は彼の意見に賛成です。」
■ You don't have to take it personally.
「そんなにむきになってはいけない。」
⑤ I broke even.「元が取れた。」
とんとんになるという意味で「利益はないが元は取れた」というニュアンスで使うことが多いです。たとえば食べ放題で「元は取れた」と言いたいときなどにも使えます。
⑥ It's above and beyond.「期待以上の結果です。」
期待した以上のサービスを受けたり、テストや仕事のプレゼンでうまく行ったときなどに使われるフレーズです。
直訳とは違う意味を持つ定番フレーズがあります。
今日はそんなフレーズをいくつかご紹介したいと思います。
① That rings a bell. 「思い当たる節があります。」
ピンとくる、というニュアンスです。
② It's up in the air. 「まだはっきりしていません。」「未解決です。」
日本語でも「宙に浮いている」と言いますね。
③ You're on the ball.「あなたは正しいです。」
状況をよく理解して正しく的確な行動を取っている、順調に進んでいる、という意味で使われます。
④ It's not rocket science. 「難しいことではないです。」
似たようなフレーズに "It's not brain surgery." があります。脳手術をするわけではないという意味から「そんなに難しいことじゃない」「簡単なこと」という意味になります。
⑤ It's a piece of cake. 「楽勝です。」
「お安い御用です。」という意味で使ったり、容易いことだと伝えたいときに使います。
⑥ It's not my cup of tea.「私の好みではないです。」「私が得意なことではないです。」
好きではないことをやんわり伝えたいときにもよく使われます。
■ Math is not my cup of tea.「数学は得意ではないです。」
■ I love Japan, but karaoke is not my cup of tea.「日本は好きですがカラオケはあまり好きではないです。」
⑦ That's food for thought. 「それは判断材料になります。」
検討するのに必要な材料、思考の種という意味でビジネスでもよく使われています。
■ Here is food for your thought. 「ご検討頂く際のポイントです。」
これらを判断材料にご検討ください、と相手にアピールポイントを提示したいときなどに使える便利なフレーズです。