この数年間で急速に世の中にデジタルトランスフォーメーション化が浸透していきます、デジタルトランスフォーメーション(略称:DX)とは人間が手作業で行っていた業務のデジタル化を意味しています。
今後は、このデジタルトランスフォーメーションに企業や人の将来がかかっていると言っても過言ではありません。
またデジタルトランスフォーメーションが浸透し始めると次に来るのがAIとの融合です、これも時間の問題であっという間に確実に実現されていきます。
少なくても銀行や証券会社などの窓口や役所から人間がどんどん消えていく日はそう遠くないでしょう、そんな時代に人間が行わざるを得ない業務とは何でしょうか?
例えば金融商品を組み合わせての資産構築や運用はAIの方がはるかにスピーディで確実に答えを出してくれます、トラブル対応も過去の記録を分析することで原因が究明でき対処までAIがスピーディに行うようになります、その処理スピードは人間が1年かかる事をたったの数分で行ってしまいます。
予め決められたルールの中で行われる業務は全てAIの守備範囲と言えます、つまりAIにできない業務にこそ人間が介在する隙間ができるのです、その時代に人間が介在する業務を行える人はまさに企業にとっては宝であり優遇されることは間違いありません。
デジタルトランスフォーメーション全盛期にはどんな人が望まれるのか、これを考える場合にはどんな人が望まれないかを考えてみると解りやすいと思います。
さてデジタルトランスフォーメーションは何故導入されるのでしょうか、それは人的ミスの一掃と言っても過言ではありません、ではミスを起こしやすい人の特徴とは何でしょうか?
多くの人間のミスは思い込み・排他的思考・合理的思考・プロセスを踏まない短絡的思考・自己利益優先などが根底に在ります、つまり数字に表れることがない見えない事実にまで広い視野で全てを見通したうえで判断できる人が望まれるのです。
ヒューマノイドは数値化できる範囲の今の状況だけを拾って一瞬で計算してしまいます、そこには時間と共に変化していく様を捉える事はできません、自然とは一瞬の状況で決まることなど存在しません。
そして数値化できない最も複雑な事象が人の心の中なのです、つまりAIが最も苦手とするカテゴリが人間の心理(マインド)なのです。
常に変化する価値観や事象に合わせて正確に結論を出し瞬時に行動できる技、そして心の問題とされる損失や犠牲を考慮できる大人の対応、AIが進化しようがこの分野だけは人間の方が常に優れているカテゴリなのです。
現在は大手企業がデジタルトランスフォーメーション化に全社一丸となり取り組もうとしています、これが一巡したら中小零細企業も行わざるを得ない状況になります、この状況を正確に読み来るべく時に備えて事業化の準備を整える企業が次代に繁栄する企業になるのです。
「セミナーや高価な講座をたくさん受けてきました、でもどれ一つとして成果が出ることはなかった」、このような人は決して珍しくはありません。
何故セミナーや講座を幾ら受けても成果に繋がらないのでしょうか、答えは極めて簡単です、それは「ビジネスは情報を得る行為ではない」からです。
他者のセミナーや講座を受けたことのない私は過去創設来25期連続黒字を達成しています、つまりビジネスとは「有益な経済活動を通して利益を得る行為」に他なりません。
ここで重要なのは「どんなに素晴らしい情報を得ても、それを基にした有益な経済活動を行わなければ利益に繋がるはずはない」、という極単純なロジックを発想できているかということです。
成果の出ない人の多くは情報を得るだけで一切具体的な行動を起こしていません、これではビジネスの確立も勿論のこと何も有益な活動をしていないのですから利益も出るはずはないのです、そして何をやっても上手くいかないと悲観し失望さえしてしまっています。
上手くいかないのはセミナーや講座を受けるか否かの問題ではありません、それを活かせているか否かだけの問題です。
極端な話し、経営の神様からビジネスの極意を教えてもらったとして何もせずにお金を得る事ができるでしょうか?
それよりもビジネスの極意など知らなくても有益な経済活動を行えば簡単に利益を得ることができます、再度言いますが「ビジネスは情報を得る行為ではありません、有益な経済活動を行う行為」を指していうのです。
ダイエットを中途半端に行うと必ずリバウンドが起きます、これは簡単な生理現象であり不思議でもなんでもありません、栄養を断った状態で我慢できずに食べると脳の指令により一気に不足した栄養素を吸収してしまうからです。
中途半端はダイエットだけではなく経営にもしっかり現れます、経営改革も中途半端に終わらせると前よりも悪くなるという恐怖のリバウンド現象が起こります。
経営改革とは今の状況を一旦ゼロに戻してから始めるわけですから、始めた当初はコストが出るだけでなかなか利益に繋がりません、ここで諦めて止めてしまうと恐怖のリバウンド現象が始まるのです。
何事も一度決めたら継続させることが肝要です、不思議なことにもう少しで改善するというところでリセットする人が実に多いのです。
こういう人が最も損失が大きい人です、今までの投資も時間も全て水の泡と消え状況はリバウンドで更に悪化してしまうのですから。
「1度始めた事は結果が出るまで継続させる」、「好転するまで耐え忍ぶ」、「動くタイミングを待つ」、成功しない人はこの3つの事ができない人です。
逆に言えば、この3つの事が完璧にできる人はどんな状況になっても必ず復活できる強い経営者と言えます。
1円起業時代と共にブームとなったWebマーケティングですが、このところ法人のSNS離れが急速に広まっています。
SNSは有益な人脈が存在しない人が起業後にビジネス人脈を広げる目的で始めるのがほとんどだと思うのですが、ビジネス関係に進展するのは結局リアルで会ってからの話です。
リアルでの人間関係構築が上手い人、つまり人を見る目が確かな人はSNSも有効に活用できて新たなスキルの高い人脈をどんどん形成していきます。
しかし上手くできない人がほとんどのような気がします、「いろいろな人に会うのですが希望と一致しなくて」、「SNS上と会ってからでは人が違うようで怖い」という話をよく聞きます、そもそもSNSで交流する前に人物象を見極められなくては意味がないと思うのです。
思うにSNSに期待するところが違うのです、SNSは知り合うきっかけツールであってビジネスツールではないのです、人間関係構築の基本は今も昔もリアルでの付き合いからです。
ビジネスで成功したいと思うのなら、先ず第一歩は信頼できる人とリアルな付き合いを維持継続させることです、ソーシャルディスタンス時代であってもこれは崩れることはありません。
若い人に年配者は「若いうちに若い時しかできないことをやっておくほうがよい」と言います、でも私は自身でもそうでしたが「若いうちに普通の人にはできない事をやっておくことがよい」と思っています。
ここで「普通の人がやらないこと」ではなく、あくまでも「普通の人ではできないこと」というのが重要です。
年齢に関係なく「できる事をやる」というのは極普通のことです、だから極普通の結果しか生みません。
一般的な人生ではなく勝者としての成功人生を望むのであれば、世間一般的な思考と行動から今すぐ離れることです。
例えば「夏は海に冬はスキーに行く」のは極普通の一般的な人の発想と行動です、私なら「夏はスキーに、冬は海に行く」ことを考えます、これは海外に行けば簡単に実現できるのです、発想は視野の広さで決まってくるのです。
さらに言えば「世間が休みの時は仕事して、世間が忙しい時にのんびりと温泉旅行する」のです、何処に行っても人混みもなく更に繁忙期の半額の費用で済みます。
世間の忙しさを余所に費用をかけず心から贅沢な時間と空間を味わうことができます、しかも旅費や宿泊で浮いたお金は思いっきりその地でしか味わえない豪華な料理を頂くのです。
経営者になったのであれば余暇の過ごし方も普段の行動も世間一般的な人にできない事をやることです、極普通の世間の人と歩調を合わせたいのであれば社員として雇われていた方がよほど幸せです。
「起業して経営者として生きる」、このこと自体が「俗世界からの脱却する」ということなのですから。
世間と歩調を合わせて生活していたら、独立した分の負担がかかるので上手くいって雇われている人と同様の年収でちょっと落ちる生活水準に終わります、年収は同じでも各種の保障や手当が無い分生活水準は落ちるのです。
正直な話が、「自由に時間と空間を楽しみ、普通の人の倍以上の年収と生活レベルを得る」という目論見もあっての起業だったのではないでしょうか、もっとも志もあるのでしょうが前出の目論見も確実にあったと思います。
上手くいかない人に多いのが「好きな事をやれればよい」というものですが、これは起業するための「志」などではなく「上手くいかなかった時の言いわけ」でしかありません、もしくはビジネスを道楽と混同しているかです。
経営者の「志」の原点に在るのは、「自分は他の人とは違う」ということが絶対的でなくてはなりません、それが無い起業であれば経営者として成功することはありません。
先の「好きな事をやれればよい」と言う人で成功している人を見たことがありません、そんな中途半端な人よりも世間一般的な人の方が楽して給与を貰い趣味や道楽で好きなことをしてます。