2022年11月11日 09:00
今、誰しも早期に新型コロナウイルスパンデミックが収束することを願っていると思います。
話しは少し古くなりますが、新型コロナウイルスパンデミック発生から半年後のアメリカ経済の3ヶ月経済成長率がマイナス33%という信じがたい調査結果が発表されました。
これは統計開始以来最悪のデーターで、リーマンショック時のマイナス8%をはるかに超える記録的な状況です。
当時、アメリカの主要経済活動はほぼマヒ状態と言っても過言ではなく、今も尚その状況は大きくは変わっていません。
この傾向を見て瞬間的に脳裏に浮かぶことは、新型コロナウイルスパンデミックが収束した後の10年間はおそらく現存する人類がかつて経験したことのない大不況時代を経験するのではないかということです。
リーマンショックでさえ正常化に10年以上かかりました、バブル経済崩壊では正常化に20年かかりました。
アメリカの景気後退は全世界に影響を及ぼします、しかも時間差攻撃でじっくりと回ってきます、これが私が最も恐れる世界規模で起こる最大級の経済不況です。
そして、日本の場合この数年間で国も地方自治体も特別予算を使い果たし財政的に余裕はありません、今後新型コロナウイルスに加えて新型鳥インフルエンザなど新たな感染拡大が起きても給付金等の支援は期待できません。
真の恐怖は新型コロナウイルスのパンデミックではありません、今後じわりと訪れるであろうアフターコロナ経済不況です。
既に年金の受給年齢の引き上げや納付年齢の引き上げが急ピッチで進められています、加えて消費税を15%にする案も検討され始めています、自身の生活は自助努力で守るしかありません、みなさんの心の準備の程は如何でしょうか?