2021年7月19日 07:00
現在世を席巻しているシェアリングビジネスは、今後益々成功ビジネスとして取り上げられるようになると思います。
その一方で中国のシェア自転車サービス会社の破綻や、日本でのシェアハウスオーナーの破綻騒動などにより、近年ではシェアリングビジネスそのものに懐疑的な見方をする人も多くなってきました。
それを尻目に、IT業界でのシェアリングは大きな成功を収め定着した高収益ビジネスを多数生んでいます。
例えば、サーバーをシェアするホスティングサービス、アプリケーションをシェアするASP(Application Service Provider)サービス、また近年では多くのクラウドサービスが成功を収めています。
その意味では、シェアリングビジネスで儲けるのであればITに特化する事が先見性のある人なのかもしれません。
そして、私的にITでのシェアリングで今後注目すべきが「シェアブロックチェーン」と断言できます。
ブロックチェーンをそれぞれの企業で持つ必要はなく、巨大なブロックチェーンシステムをクラウド化しマルチDApps(分散アプリケーション)を可能とするシステムがあれば済むわけです。
ただ、このプラットフォーム作りは誰にも行えるわけではありません、それなりの仕組みを持ったマルチアプリケーションブロックチェーンの存在が不可欠です。
ユーザーはAPIを利用してDAppsを構築し、手順に従いディプロイするだけでブロックチェーン下でオリジナルなDAppaサービスを運用・利用する事が可能となります。
また、必要であればこのブロックチェーン固有のトークンを共有する事も可能となり、これまでにない多くのクラウドサービスが手軽に行う事が可能となります。
地域通貨やローカルバウチャーなど、発行体それぞれでブロックチェーンを構築する必要がなくなるのです。
予算も大幅に低減でき、ブロックチェーンが誰しも使える時代が到来するのです。
こういったサービスが行われるようになって初めて、ブロックチェーンがポピュラリティを得ていくのだと思うのです。
その意味で、現在考えているビジネスがあります。
それは、ブロックチェーンを仕組んだサーバーそのものをプロバイディングしてしまおうというものです。
ユーザーは初回契約金を支払えば、安価な月額利用料だけでブロックチェーンサービスを展開できるようになります。
こういったサービスが誕生して初めてブロックチェーンが普及していくのです。