2023年7月18日 07:00
デジタルマーケティングは10年以上も前から提唱されていますが、近年では当たり前になったのか意識して事業化するITベンチャーも少なくなりました。
しかし新型コロナウイルスのパンデミックによるソーシャルディスタンスという社会現象を受け、今後は新たな手法を用いた形に進化し重要な経営手法の一つになっていくことは間違いありません。
新たな手法とはいろいろ考えだせますが、私的にはAIやソーシャルメディアとの連動、またリアルな人間関係を融合させたハイブリッド型のデジタルマーケティングが必須だと考えています。
さてデジタルマーケティングは近年のWebマーケティングと混同されますが、Webマーケティングよりも広い意味で捉える必要があり包括的な思想が必要です。
具体的には経営思想そのままにデジタルに反映したものである必要があります、今まで人間によって行われていたリアルマーケティングテクニックをデジタルに置き換えできるかどうかが重要な鍵となります。
例えば、ホームページはエッセンスと最新のニュースだけを伝える媒体にし、事業単位のポータルサイト、情報提供だけを行うキュレーションサイト、商品PRを目的としたカタログサイト、商品販売用のECサイトなど複数の単機能サイトを縦横無尽に連携された総合的な構築手法が重要になってきます。
つまりあれもこれもと詰め込んだ解りづらい複合サイトではなく、単機能サイトを連携した戦略的且つ計画的に考え込まれた設計思想が重要になります。
更に、どのような経路を辿っても最も伝えたい情報へ誘導できる導線戦略も合わせて考えていかなくてはなりません、ただしWebマーケティングに見られる誘導して購買に繋げるような姑息な手法はご法度です、あくまでも信用を重要視した手法が求められます。
これから訪れるAIやP2P取引全盛期に、一時は忘れ去られようとしていたデジタルマーケティングは必ず復活して拡大成長を遂げていきます。
顧客別の最適な資産運用や構築支援サイト、顧客のニーズに合わせた同類商品の比較サイトなど、AIとIT技術を駆使した「パーソナライゼーション」を実現していかなくてはなりません。
顧客一人一人のニーズに適合させた複合デジタルサービスであり、これからのデジタルマーケティングには必須の条件となります。
リアル営業で高成績の営業マンは他の営業マンと何が違うでしょうか、それは顧客一人一人に合わせたサービスの提供ができるか否かなのです。