2023年4月 3日 07:00
これからのマーケティング手法は、ITを駆使したAI+デジタルマーケティングの時代に確実に移行します。
例えば最近のネット通販サイトを幾つか確認してみてください、自分がピックアップした商品に関連したお奨めアイテムが次々に候補として出してくれるようになっています、これがAI+デジタルマーケティングシステムというものです。
更には会員登録するとメールでお奨めアイテムの紹介と同時に割引サービス券まで送ってきます、この全てが人を介することなくボット(IT技術で作られたソフトウェアロボット)が自動的に行っているものでありスマートにデジタルマーケティングを駆使している企業が多くなりました。
ところでマーケティングとはいったい何でしょうか、マーケティングの定義は「商品やサービスを素早く消費者へ売るための活動」そのものを指しており、そのためには消費者動向を探るところから始める必要があります。
差別化が必須となっている現在では扱う商品やサービスも多種多様化しています、これに伴ってほとんど世の中には知られていない商品やサービスが事実として多数存在しています。
そこで告知方法が極めて重要になってきます、市場調査に始まり商品化に告知、最後に販売するための手法という一連の流れ全てがマーケティングということになります。
この一連のマーケティングにおいて重要になってくるのが世の中のトレンドと価値基準の変化の把握です、これをしっかりと数年先まで読んで今を考えて行わないと世の中に受け入れられない手法を展開し無駄な時間とお金を使ってしまうことになります。
数年前の廃れた手法を今やっても全く意味を持ちません、同じように今主流の手法は数年後には使えなくなります、今から始めるのであれば数年後にどのような時代になっているかという市場トレンドをしっかり把握していないといけません。
市場トレンドを読む方法もまた無数に在ります、私がよく使う言葉の「経営はテクニック」とはこういうことも含めたうえでの意味です、どんなビジネスも苦労なくして成功することなど何一つないことをしっかりと理解することです、寝食惜しんでもマーケティングの真髄を身につけることをお奨めします。
そして、これからの時代はWebマーケティングの時代ではありません、ITを駆使したAI+デジタルマーケティング全盛時代に移行するのです、また狙う市場は全世界だということです。
デジタルマーケティングは別に難しいことではありません、ただ唯一難しい事項は膨大な初期投資が必要になるということだけです、目的を持った情報発信に始まり、その結果や反応を自動的に吸い上げ、更に分析し商品やサービスにフィードバックをかけます、これらすべてを自動で行うのが先のボットでありAI+デジタルマーケティングシステムです。
更には入口であるサイトもターゲット別に導線確保を目的に複数作る必要があります、これを駆使することでビッグデーターの収集も自動で行うことができます。
ビッグデーターは企業にとって一つの大きな財産となります、これを企業独自の資産としていかなくてはなりません、事業譲渡の際のデューデリジェンスではこのビッグデーターこそ価値在るものとして最大限の評価を受けるのです。
AI+デジタルマーケティングはこれまで数百人規模の人を使って行っていたことをたった一つのシステムで短時間のうちに行ってしまいます、しかも言語を変えれば市場規模は全世界になります。
これからのビジネスにおいて全ての業種でデジタル化なくして成功することは極めて難しくなっていくでしょう、不動産テック・フードテック・アグリテック・アートテックと多くの業界でのデジタル化を意味する言葉が存在します、この全てがAI+デジタルマーケティングを指していると言っても過言ではありません。