2023年2月17日 07:00
数年前から仮想通貨市場に異変が起きています、それは大手企業がこぞって仮想通貨を投資対象とした資金運用計画を実施しているのです。
現在ビットコインの乱高下などの話題はあるものの、「仮想通貨は幻滅期」と言われるほどに一時期のフィーバーが嘘のように沈静化し、誰も会話の話題にさえしなくなった仮想通貨を何故この今なのでしょうか?
これまでの大手企業の資産運用は不動産や株、もしくは先物も含めた信託がメインでした。
それがロングスパンで観た場合、株よりも高収益が予想されるビットコインをはじめとした仮想通貨市場を黙って見ているわけにはいかなくなったようです。
SBIホールディングスを始めとした大手金融機関も仮想通貨を投資対象にする事を表明し、仮想通貨での資産運用のサービスを開始しています。
また仮想通貨は今後、通貨ではなく金融庁の指導の下に「暗号資産」という金融商品として扱われるようになります。
アメリカをはじめ世界では既に行われているサービスであり、日本も遅ればせながらの参入ということになります。
こうなってくると仮想通貨市場は新たなる参加者が増え未知の領域に踏み込んでいくと予想できます、つまり何が起きるのか誰にも予測不能な状況が生まれます、何故なら仮想通貨には過去の統計は一切ないのですから。
全員がボロ儲けするのか、全員が大損するのか、これも自身の感性を信じるしかないのです。
この状況を私はどう見ているのかというと、一応の歓迎をしているとだけ申し上げておきましょう。
インターネットやLinuxが誕生した時、「大騒ぎ~関連企業の株価の乱高下~幻滅期~安定成長期~必須技術」という経緯で現在の状況があります。
仮想通貨のコア技術であるブロックチェーンも同じ道を辿るのか否か、仮想通貨の動向に着目していては答えは出ません、着目すべきはそのコア技術であるブロックチェーンの動向そのものなのです。
そして何故投資のプロが幻滅期と言われる今、仮想通貨を投資対象に組み入れたのでしょうか?
答えは今ではありません、それは5年・10年の後に明確になるでしょう。