2022年8月22日 07:00
2018年は「ブロックチェーン元年」などと呼ばれ2020年辺りからセミナーや講座が誕生していましたが、2022年に入りようやくブロックチェーンを学べる本格的な講座が盛り上がってきています。
2019年6月、株式会社富士通ラーニングメディアと株式会社シーズの事業提携によって生まれたブロックチェーン学習講座はeラーニングによって行われる講座で、時間の制約無しで学ぶことが出来ます。
また、シーズが開発したブロックチェーン学習ツール「箱庭」はブロックチェーンを実際にプログラミングして動きを見れるという世界初の学習ツールで、この「箱庭」を使った実習講座が同時スタートし、この実習講座が現在受講生が急激に増えてきています。
シーズが描いた計画よりも2年遅れの状況ですが、世の中にブロックチェーンの必要性が認知されつつあることは否めようがありません。
こういった状況が日本において起きてきたことは、世の中のニーズを確実に反映していると言えます。
ただ、私的に残念なのが世の中の多くのブロックチェーン講座はどちらかというとビジネスよりの学習内容で、ブロックチェーンの基礎知識や応用知識を学べるのですが技術者育成といった内容ではありません。
技術者による技術者育成が始まるようになると、本格的なブロックチェーン教育が始まったと称賛することができると思います。
しかし、そう遠くない時期に「ブロックチェーン技術者育成教育」が日本やアジア各国で本格的に始まると考えています。
ここで問題が一つあります、現在教える側の技術者は圧倒的に少なく、教えるよりも開発ニーズの方がはるかに優先され利益に繋がります。
したがって、大きなニーズが在っても教える講師が不在の状況が生まれてしまいます。
そんな状況を読んで、シーズは独学で学べるブロックチェーン学習ツール「箱庭」を4年も前に構築していたのです。
実際に、ブロックチェーンの中身を見ることもトランザクションの内容を確認することもできます。
また、自身でコントラクトやコンセンサスをプログラミングして、その動きを確認することも可能なのです、富士通ラーニングメディアが開催する講座にも使われています。
私事ですが、「教える教育機関が無いなら、独学で学べばよい」、そんな勇ましい技術者を応援して行きたいと思います。
最後に、上記の「ブロックチェーン学習ツール」は、100pのマニュアルと200pのテキスト付でシーズから一般販売もしています。