2024年7月31日 07:00
ホームシアターで映画館のような迫力ある音での臨場感を愉しむ場合に重要なのが重低音です、ここでホームシアターに求められる重低音とハイファイオーディオに求められる重低音は質が異なるということを念頭に置いて下さい。
ハイファイオーディオでは小型スピーカーの重低音域の補正がその役割です、したがってメインの小型スピーカーの音と方向や広がり方と調和をとる必要があります。
そういった意味ではフロントにスピーカーが付いているタイプやバスレスダクトがフロントに付いているサブウーハーが理想的で、低音がまっすぐ飛んでくるタイプが合わせやすいです。
対してホームシアターで求められる重低音は、何処からともなく聞こえてくる部屋に音が充満するようなドロっとした重低音が理想的です、これを実現させるサブウーハーは背面や内部にユニットが付いており底面から間接的に重低音を垂れ流すタイプです。
またオーディオとホームシアターを融合させて愉しむ人が多くなってきましたが、この場合はフロントからまっすぐ飛んでくるハイファイオーディオ向けのサブウーハーが適役でしょう。
たかがサブウーハー、何故いろんな方式が存在しているのかを疑問に感じて自身の目指す理想のスタイルに合った方式のものを買うようにしましょう。
何事もそうですが意味も理由も考えずに趣向だけで闇雲に行ったとろこで本質は見えてきません、そして意味も無いものを買ってしまっては本来の目的を達成できずに損をするのです。
ちなみに私はホームシアターとオーディオの混在システムを組んでいますがサブウーハーはホームシアター向けの重低音を垂れ流しする間接タイプを使っています、ステレオ再生でオーディオを愉しむ場合はフロントスピーカーがオーディオ用の低域まで出るトールボーイなのでサブウーハーは電源を切って使わないという方式で両立させています。