経営者のみなさんは一応のホームページの必要性は理解しています、今の時代はパンフレットよりもホームページが広報の第一歩なのですから当然です。
私は以前から情報収集を目的に時間があればクライアントや知り合った人のホームページを見て回ります、そこで改めてその企業や事業について理解を深めて興味を持つこともあります、逆にとても残念な気持ちになるときもあります。
ホームページは作ればよいというものではありません、企業戦略を感じるコンテンツを表示していて検索されやすい作りになっているかということが価値を決めます。
株式会社や合同会社は自社の事業に直結したコンテンツと、その視点はクライアントに向けられていなければなりません。
代表そのものが商品かと思わせるほど代表の露出が高い企業はいわゆる個人事業主程度の企業と見られてしまいます、また上手くいっている会社ほど代表者は表面には出てきていません。
社団法人やNPO法人は会員組織ですからコンテンツの視点は会員に向けられていなければなりません、会員に向けたサービスや支援と活動報告がメインであり代表プロフィールや過去の栄光などはどうでもよいのです。
そういう意味では、当然のこと株式会社や合同会社と社団やNPO法人のホームページは作りそのものや目的がまるで異なるのです。
またどんなに有益な情報を載せていようが検索しても引っかからないようでは見てもらえません、その技術的な問題はWebデザイナーの腕や使用するシステムそのものによるもので見た目だけでは解らないのです。
ホームページは安かろう悪かろうでは意味がなくビジネスに直結することは皆無です、むしろマイナスに作用することもあります。
たかがホームページ、されどホームページ、ホームページ構築にもしっかりした企業戦略が重要です。
見えやすいホームページは経営者のIT志向がもろに表像化されてしまいます、企業戦略に基づいた総合的な視点で構築することが肝要で初期投資が高くついても結果的に安い買い物となるのです。
投稿@伊東久雄
「デジタルマーケティング」という言葉自体は10年以上も前から存在し、その後に派生したWebマーケティングと混同され昨今ではあまり聞かれなくなった言葉の一つだと思います。
しかしデジタルマーケティングは新型コロナウイルスパンデミックによるソーシャルディスタンスという社会現象を受けて、全ての業界にとって今後益々重要な経営手法の一つになっていくと思います。
Webマーケティングとデジタルマーケティングは全く異なる視点で考える必要があるのではないかという記事が昨今多く見られるようになりましたが、確実にデジタルマーケティングを見直す機運が広がりつつあります。
ではデジタルマーケティングとWebマーケティングとは、それぞれどんな手法を指すのでしょうか。
まずWebマーケティングはその中心に置かれているのがWebサイトになります、したがって重要視されてくるのがSEO対策やコンテンツの内容、また誘導するためのバナー広告やリスティング広告、更にはSNSとの連動などとなってきます。
更にはWebサイトに来てもらってからの予約や購入、問い合わせなどの自動化のバックオフィス処理に重点が置かれます。
このWebマーケティングを効率よく考えた手法がプロダクツローンチという手法ですが、本来目指したB2BやB2Cなどの法人ビジネスには向かず企業は揃って採用を見送ったという経緯があります。
逆にSNSを舞台とした個人間でのビジネスの集客手法として定着し、そして数年前にその限界が見え始め淘汰されていったのは誰もが理解するところです。
そういった経緯もあり、昨今忘れかけられていた本来的なデジタルマーケティングが再度注目されるようになったのです。
デジタルマーケティングは、Webマーケティングよりも包括的な哲学にも似た思想が必須でありITを駆使して行う全方位型のマーケティング手法です。
計画的な経営思想をデジタルに反映したものである必要があり、リアルマーケティングテクニックをそのままにデジタルに置きかえることを目指しています。
ホームページは必要最小限のバナーなどと共に簡素な構造に始まり、商品ごとのポータルサイト、情報提供だけを行うキュレーションサイト、またPRを目的としたカタログサイトやECサイトなど正確な情報提供と顧客ニーズに合わせた複数のポータルサイトの縦横無尽の複合的な導線&構築手法が重要になってきます。
つまり単一複合サイトではなく、複数の機能別サイトを連携した戦略的に計画されたサイト構築手法が重要になるのです。
そのうえでそれぞれのサイトを目的別に特化させることが重要です、正確な情報提供サイトならそれに特化し、そこから誘導しECサイトへ繋げるなどのWebマーケティングに見られるような姑息な手法はご法度です、あくまでも信用を重要視した手法が求められます。
※投稿@伊東久雄
デジタルマーケティングの要であるITは全てが目に見えないテクノロジーで構成されています、したがってテクノロジーを人間が目で見て手足を使ってコントロール可能にするのがUI(ユーザーインターフェース)という人間とITとの仲介役です、つまりUIの善し悪しがデジタルマーケティングでも極めて重要な項目の一つになります。
ITと人間との仲介役であるUIの善し悪しは、例えどのような優れた技術によってそのシステムが作られていようが人間が直接感じることはできません、つまりUIによって優れたテクノロジーも埋もれてしまうこともあるのです。
これらから昔からIT業界ではITビジネスは核心的なコア技術よりも、それを表現するUIが優れていなければ買ってもらえないと言われています、UIとはITサービスやプロダクツにとってそれほど重要な存在だということです。
IT企業の技術者の多くはこれにまったく気付いていません、コア技術だけで評価してもらえると大きな勘違いをしているのです、だからせっかくの革新技術も評価されずに放置されてしまうのです、では優れたUIを構築するにはどのように考えるべきなのでしょうか?
その答えはずばり「そのアプリケーションを使うのは誰ですか?」です、優れた技術も使うのはあくまでも人間です、人間はどのような行動をとり何を気になるのかをじっくりあらゆる機械の操作を観察することです。
そして利用者に機械であることを意識させてはダメです、画面の向こうに人間がいて操作をみてくれているという安心感や人間の温もりを感じさせる必要があるのです。
投稿@伊東久雄
AI全盛期を迎えるにあたり、忘れ去られようとしていたデジタルマーケティングが突然のように復活してきました。
これからの時代における成功ビジネスにはデジタルマーケティングは必須な営業手法となっていきます、資産運用などのシミュレーション、会員専用の運用実績管理、自社商品比較情報サイトなどニーズに合わせた情報提供と煩わしい各種台帳処理から解放されるサイトの構築が必須事項になってきます。
デジタルマーケティングの成功キーワードは「パーソナライゼーション」にある考えています、つまり顧客一人一人のニーズに適合するようにAIを駆使したデジタルサービスの提供ということになります。
デジタルマーケティング全盛時代はまさに業界内にデジタルデバイドを起こします、デジタルに強い企業だけが生き残っていく時代になっていくのです。
これからの時代はデジタル抜きには語れません、世の中が限りなくSF映画に近づいています。
デジタルとは無関係と思われていた農業もこれからの時代はアグリテックの時代に突入します、農業とデジタルの融合と聞いて生産者直販サイトなどを想像している人はデジタル難民化するかもしれません。
もう家族単位で農業を細々と行う時代ではないという発想が必須であり、農業をデジタル化すべき事項は星の数ほど存在していることに早期に気付くべきです。
デジタル省の開設は世界から遅れること10数年、ようやく日本の政府も重い腰を上げたようです。
※投稿@伊東久雄
デジタルマーケティングの実践によってどんなメリットが得られるのでしょうか、実はこれを正確に理解できないがために導入に躊躇している企業経営者が多数存在しています。
ズバリ言いますと、デジタルマーケティングの実践によって顧客各人の個性と趣向が手に入るのです、これらはIT業界で言うところの「ビッグデーター」と呼ばれる情報でシステムのブラッシュアップや商品開発には極めて重要な情報なのです。
また、自社で用いるだけではなくこれらのビッグデーターは同業他社にも重要な情報であり、ビッグデーターだけを販売することも可能ですし、そういったビッグデーターサービスの会社も徐々に増えてきています。
ここで顧客情報といっても個人情報ではありません、あくまでも個人を特定するものではなく年齢・性別・住んでいる地域程度の顧客情報に趣向や行動などを結び付けた情報であるので心配無用です。
デジタルマーケティングで得られたビッグデーターを用いて日々進化させていくシステム作りが近年台頭しています、例えば私がよく活用する家電量販店のサイトでは簡単なアンケートに答えるだけで「お薦め商品」をどんどん出してきます。
閲覧履歴や購入履歴から私が欲しがっている商品をリストアップしてきます、更には同時に購入すると便利なグッズの紹介や数種類の同類商品もピックアップしてくれます。
サイトなのにリアルな店舗でアドバイザーがそこにいるのではないかという感覚に陥ります、これがイマイマのデジタルマーケティングの現実なのです。
近年のデジタルマーケティングシステムは、AIと結びつくことによって新たなデジタルカテゴリーを構築し急拡大したのです。
※投稿@伊東久雄