2024年10月28日 08:00
ホームシアター歴13年目にして、実に5代目となるAVアンプのヤマハDSP-A2(1998年発売、定価17.8万円)です。
ヤマハ DSP-A2
1985年に始まった私のホームシアター歴の初代がデノンAVC-500(1985年)、2代目がサンスイAU-V7000(1990年)、立て続けにデノン・サンスイと1年ごとに変わり、そこから6年という空白の時を空けて5代目にして本機ヤマハDSP-A2となります。
また、このDSP-A2から約10年間が私のホームシアター道楽の真の黄金期で、毎年のようにAVアンプを購入しては交換して行きます。
この前代の歴代4代目のサンスイAU-7500Gの音がAVアンプとは思えないほどの愉音で、この間に発売されたAVアンプにはまったく翻弄されることもなく穏やかに過ごせた期間でした。
ただ、このヤマハDSP-A2はサラウンドスペックも含めてハイエンドなAVアンプだったのですが、使い方はAVアンプとしてではなく、なんとAVパワーアンプとして使う事を目的にした購入だったのです、多くのヤマハAVアンプファンからお叱りを受けそうなもったいない使い方でした。
というのも、このヤマハDSP-A2はDVDオーディオが使える当時のユニバーサルプレーヤーやサラウンドプロセッサーに対応した5.1Ch-AVマルチ入力を備えていたからなのです。
ソニーのサラウンドプロセッサーSDP-EP9ESを購入し、ペアとなるパワーアンプを探している時に本機を見つけ、将来単独でのAVアンプで使用する事も視野に入れての購入だったのです。
しかし、この1年後に同じくヤマハのDSP-AX1、そして3年後にデノンのハイエンドAVアンプAVC-A1SRを購入してしまい、結果的にAVアンプとして1度も使われないままストックしてしまいました。
今回の音質確認ではメイン出力の2Chだけしかやっていませんが、当時のヤマハらしい明るい音色の記憶が鮮明に蘇りました。
特に、中高音域のシャープな押し出し感が強い音色で、小型スピーカーでも大型スピーカーでも荒も出さずにストレスフリーに元気に鳴らします。
繊細さなどは気にせず、とにかく明るく元気な音で鳴らしたい人にはもってこいのAVアンプでした。