2024年8月14日 08:00
スピーカーケーブルを切って使うのが面倒くさい、もしくはもったいないということで長いまま丸めて使っている人がいます。
でも、これが音を悪くする原因になります。
導線を丸めるとコイルになります。
コイルは高周波ほど交流抵抗が高くなる特性を持っています。
つまり、巻き方によっては巻き数が増して高音域が小さくなって音が悪くなります。
また、長いとケーブルそのものがコンデンサの原理により、やはり高域や低域に影響する交流抵抗が生まれてしまいます。
ということで、スピーカーケーブルはできるだけ短く最適な長さに切って使うようにしましょう。
広い部屋で、5m以上と長く引く場合にはオーディオ専用のスピーカーケーブルを使う事をお薦めします。
スピーカー専用ケーブルは高価なのですが、長く伸ばしても交流抵抗が生まれづらい作りになっています。
ケーブル代をケチると、オーバーな話しミドルクラスのアンプがエントリークラスにハイエンドのアンプがミドルクラスの音質になってしまいます。
たった数千円をケチって10万円以上の音質損をする、これでは本末転倒ということでしょう。
※交流抵抗は、スペック上「インピーダンス」と示されています。