2024年7月10日 08:00
オーディオ製品をラックを使わずに重ねて設置する場合は、放熱に充分注意しましょう。
放熱量の少ない機種を必ず下にしないと、熱で故障してしまいます。
例えば、アンプとCDプレーヤーなら、CDプレーヤーを下にアンプを上に重ねることが基本です。
これが逆だと、アンプの熱がアンプ内に籠り発熱する部品どころか周辺の部品もやられてしまいます。
更には、下からの熱で上のCDプレーヤーが故障してしまう事もあります。
セパレートアンプでは、プリアンプが下でパワーアンプは上にします。
カタログなどの写真では、パワーアンプが下でプリアンプが上になっている場合が多いです。
これは見栄えの為であり、決して真似をしてはいけません。
ただし、パワーアンプはかなり重いのでプリアンプとの隙間が3Cm以上取れるようならパワーアンプを下にしてもかまいません。
製品によっては、重ね置きを想定して設計されているセパレートアンプもあります。
また、埃よけの為にランチョンマットのようなクロスをアンプにかける人がいますが、これも同様に故障の原因になります。
必ず、電源を入れる時にはクロスを取りましょう。
何のために上部にスリットが開けられているのかを理解する必要があります。