エントリークラスのCDプレーヤーの実力のほどは?-1~デノン DCD-755RE
2024年3月28日 08:00
デノンのベストセラーを誇るエントリークラスのCDプレーヤー、DCD-755の最新後継機であるDCD-755RE(2012年発売、定価5.2万円)です。
2019年の購入時も製造販売されており、超が付くほどのロングセラーなハイコストパフォーマンスCDプレーヤーです。
ちなみに私の所有しているDCD-755には「2019年製」とバックパネルにシールが貼ってあります、寿命が短いデジタル製品でありながら7年以上もマイナーチューニングを行いながら製造を続けるとは脱帽です。
ちなみに中古価格も一向に落ちず未だに旧タイプまでも定価の50%前後で売られているのですから、その人気ぶりが解ります。
デノン DCD-755RE
出番待ちで待機中
70年代や80年代、また最新のアンプに繋いで音を確認してみたのですが、やはり最新のアンプの方がデノンらしい大人の音色に落ち着きます。
シャープさとか張り出し感とかそういう良い意味での癖はなく、どっしりとした安心感のある音色です。
打ち込み系のフュージョンなども嫌味な刺激が無く聴きやすいです、逆に元気で明るい音でジャズやロックをガンガン鳴らし込んで聴きたい人には物足りないかもしれません。
深夜にビルエバンスのピアノトリオなどをしっとりと聴き込むときなどは最高の音色を提供してくれるでしょう。
デノンのハイエンドプレーヤーを聴いてしまうとメリハリや粒立ちが欲しい気がしますが、価格を考えたら頑張っていると思います。
エントリークラスとしては立派、価格を考えたら不満は出ないでしょう。