2024年10月23日 08:00
株式会社ファンシーフーズの食材事業において、健康と長寿をテーマとした事業に取り組んでいます。
その健康に関する一つのカテゴリとして、「生活環境」や「地球環境」も大きな要素として捉えています。
加えて「食物リサイクル」も視野に入れています。
レストランやコンビニのお弁当などの売れ残りは、廃棄されることはよくご存じかと思います、これは最終的には他のゴミと同様に焼却処分となります。
でも、これがアジア諸国などではどうするかと言うと、鶏や豚などの家畜の餌にするのです。
その為に、割り箸や竹串、木の楊枝は家畜が誤って食べて怪我をしたり死に至ってしまうことから一切使用禁止となっています。
それらの国に行って「楊枝ください」というと、プラスチックのようなものでできた楊枝が出されます、これ実はジャガイモのでんぷんを固めたもので噛んでいると柔らかくなります。
また、コンビニのビニールやプラスチックの入れ物なども、廃棄する際には綺麗に分別します、こういった取り組みはかなり昔からで食料自給率アップにも繋がっているのです。
ちなみに日本の食料自給率は50%に達していません、これは肥料や飼料を輸入しているためで、肥料や飼料が輸入で育った野菜も家畜も自給率に反映されないというルールのため、例え国産であっても自給率が上がらないのです。
ということで、日本でもこのような取り組みができないのだろうかと、考えているのです。
オーガニック農家の肥料の多くは、鶏糞や草食動物の糞を最低でも半年以上醗酵させたものを使います。
また、落ち葉を醗酵させた腐葉土との混合肥料も多用されます。
つまり、人間~家畜~野菜~人間を通した食物リサイクルを作ることで、食料自給率が上がり、オーガニックでの健康的な食品が採れ、全てにおいて良い環境サイクルが生まれると思うのです。
これは、日本でもほんの一部の地域では、試験的に行い始めています。
地球の生命体はそもそも誕生以来食物連鎖によって維持されています。
それによって、それぞれの生命体の種の保存が可能になっています、人間の誕生によってこの自然の摂理と秩序が崩壊しました。
アジア諸国に見る食物リサイクル、ここにオーガニック生活のヒントが隠されているような気がしてならないのです。