2024年11月27日 08:00
株式会社ファンシーフーズの食材事業において、健康と長寿をテーマとした事業に取り組んでいます。
そして、食関連の研究実験を繰り返していると、あることに気付くのです。
それは真の食と健康を考えると、重要なのは食材に気を使うだけではなく、調味料にこそ気を使うべきだということです。
オーガニック野菜をせっかく手に入れても、使う調味料が人工の合成物質だらけではまったく意味がありません。
そんなことで、現在オフィスにはオーガニック野菜を使った味噌・醤油・酢など手作りの調味料と、天然の海塩や、オーガニックオリーブを使用したエキストラバージンオリーブオイル、世界中の天然ハーブとスパイス類などがあり、調理実験の際は、これらを使用して本当に身体に良い物を摂るようにしています。
味噌・醤油・酢の手作りは思っているほど難しくはありません、どちらかというと私の場合は仕込んだら放っておくだけです。
時々ガスを抜いてあげたり、醗酵しすぎの場合は冷蔵庫で醗酵を抑えるといった程度です、これで数ヶ月で自家製の味噌・醤油・酢などができあがります。
逆に手をかけ過ぎるとカビてしまったり腐敗してしまったりします、菌も生き物、観葉植物などと全く同じです、本当に不思議です。
これらの製造は全て大豆と米と麹と塩だけ、これだけあれば味噌も醤油も酢も作れます、また米麹に砂糖を加えると甘酒もたったの1日でできあがります、しかも菌が生きたままの生甘酒です。
また、ふとした発想から、ニンニクやタマネギから醤油を作れないか実験したところ、予想以上に上手く行きました。
最近では味のバリエーションも楽しめるようになりました、これらはすごく美味しいです、チャーハンなら他のどんな調味料も要りません、これだけで充分な美味しさが得られます。
手作りの味噌・醤油・酢は一旦安定すると防腐剤も入れていないのに恐ろしく日持ちします、これは菌が活きている証拠です。
つまり菌が活きている間は、賞味期限は無限なのです、これが菌の本当の存在価値なのです。
下手に菌を殺すから、防腐剤を大量に入れなくてはいけなくなるのです。
そして、この活きた菌が身体を更に健康にしていくのです。
現在は、麹に加えて乳酸菌と野菜を使った調味料を作っています、これはたまたま結果としてできあがってしまったもので、冷たい野菜にドレッシングとして使うと、冷たい野菜を食べているのにお腹が暖かくなってきます。
乳酸菌がお腹の中で醗酵し、脂肪燃焼を引き起こして暖かくなる事が解りました、こういった研究を通した手作り調味料、広げて行ければいいなと考えています。