2025年1月 8日 08:00
株式会社ファンシーフーズの食材事業において、健康と長寿をテーマとした事業に取り組んでいます。
「何時までも若々しく健康で長生き」、そういう願望は何時の時代も多くの人が思っている事でしょう。
そんな健康と長寿のテーマで研究して行くうちに食用タンポポと合わせて野草と山菜の研究も同時に行うようになりました。
調理方法によっては大変美味しい山菜や野草、旬を食べてデトックスや健康維持に努めましょう。
花粉に悩まされるので大変辛いのですが、春先~梅雨と秋は気温も湿度も生命体が成長するには最も好ましい季節といえます。
自然界では、春には地中のバクテリアが元気に動き出し植物は芽を吹き急成長する時期です、秋には実を付け冬の準備に入ります。
この時期には、多くの山菜類は大変美味しく食べるに適した季節となります。
本来野菜はあまり好きではない私も、この時期は美味しいと感じる野菜や山菜類が沢山出回るので春秋の季節を感じながら楽しんでいます。
よく行く小料理屋も、春や秋になると沢山の旬な野草や山菜が山のように並びます。
野草や山菜は、子供の頃は独特の香りと味がどうしても嫌で仕方なかったのですが、40歳を超える辺りからむしろ好きになりました。
ワラビやタラの芽をはじめ、山菜はみな独特の香りやエグ味がします。
これらの独特の香りやエグ味は、調べてみると実は人間にとって非常に重要な薬効成分であることが解ったのです。
それは、身体を活き活きとさせるデトックス(解毒)効果と利尿効果です。
成分的には硫化アリルやアリイン酸、ミリスチン、ルチオリン、アルギン酸、カフェインなどで肝臓と腎臓の働きを短期間に活性化させます。
更には鉄、マグネシウム、カリウムなどのミネラル成分も豊富でこれらが独特のエグ味の基になっています。
人間は、気温が25度を下回ってくると汗をかかなくなります、またカロリーやコレステロール値の高い食品を身体が欲しがります。
さらに、気温が下がると肝臓も腎臓の機能が一気に低下します。
そこで、秋から冬の間には身体には多くの毒素が溜まるようになります、これらを排除させるのが野草や山菜に多く含まれている薬効成分なのです。
本当に自然界とは良くできているのです、「旬の物を食べろ」という言い伝えは科学的な根拠が有ったのです。
春先の野草や山菜類は肝機能と腎機能を活性化させ汗をかきやすくさせます、更には利尿効果があります。
そして、夏の疲れを取るのが秋の山菜類です、夏の暑さで弱った内臓を強くして冬の寒さに耐える準備をします。
汗をかくと身体中の新陳代謝が高まり新しい細胞がどんどん作られます、そして何よりも重要なのが身体の細胞間にある間質層から余分な水分と共に溜まった毒素がどんどん抜け免疫力が向上するのです。
この春先の季節にしっかりと秋から冬に貯め込んだ毒素を抜いておかないと、低体温や汗をかきずらい体質となり、浮腫みやすい、風邪をひきやすい、常にだるい、夏バテしやすいなど、この先の季節を快適に過ごせなくなる可能性があります。
夏の野草や山菜類は、身体を冷やす効果と、利尿効果があり、夏バテ防止には必須の食物です。
また秋の野草や山菜類も細胞を活性化させて免疫力をアップさせ、冬の寒さを凌ぐために必要な栄養素がたくさん入っています。
動物の生体メカニズムと自然とは極めて正確に連動しています、行動が活発化する春先に細胞を活発化させる野草や山菜が自然に生え、夏には暑さに耐える身体を作る栄養素を持った野草や山菜が自然に生えてくるのですから。
そして、秋には寒い冬に耐える身体を作るために必要な栄養素を持った野草や山菜類が、自然に生えてくるのです。
2月から4月にかけては春の、6月から7月には夏の、9月から11月にかけては秋の野草と山菜が沢山市場に出回ります。
この季節には特にたくさんの野草や山菜を食べて、デトックス+免疫力アップ+健康を手に入れてください。