運命波学理論の黎明-5(波の6要素から十に生態リズムの解明)
2024年12月30日 07:00
「五行思想」において、生態リズムを分析する目的によって5元素から6元素を考え付いたこと、そしてその原理と確証をこれまでに説明してきました。
「五行思想」は、物質そのものの特性と組み合わせでは5元素を元に陰陽の関係で「十干」を作り出したように、生態リズムを測るための6元素も陰陽の関係で「十二支」を作り出したと考えています。
「十二支」は生態リズムに関することですので、生命の状態を示す名称を各項目に割り当てたものと推測します、これも一つの確証のヒントでした。
十二支はご存知のように子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥です。
でも、これは動物の名前ではありません、本来は植物の成長を表す漢字です、後に覚えやすいように読みが同じ動物の名前に変化しました。
ここで、面白いウンチクを一つ。
中国や韓国では本来「亥」はイノシシではなくて「豚」です、またチベットやタイなどでは「卯」ではなくて「猫」です。
国は違えど、意味は同じように考えられています、国によってなじみの深い動物に後から変えたものと思います。
さて、その後に「五行思想」では、十干と十二支を組み合わせた「十干十二支」という60からなる因子を作り出しました。
本来全ての組み合わせは10*12=120となるのですが、甲子・甲戌・・・、乙丑・乙亥・・・、というように各十干の陽(5種)に十二支を組み合わせて60通りとしています。
そして、「十干十二支」を「干支」(えと)と呼ぶようになり、年や日に当てはめ易などに利用してきたのです。
年がこの60全て1周すると「還暦」と呼び、日本でも古来からお祝いをする風習が残っています。
ちなみに2周すると「大還暦」と呼び、なんと世界でもたった2人しか記録が残っていません。
仏教の世界では人間本来の天命(寿命)は120年と言われています、この「大還暦」から来ていることは頷けます。
また「人間は本来の天命を、罪を重ねるごとに自ら短くしている」と言い伝えられています。
つまり、体に毒と言われるものを欲によって食べて、欲によって無理をして働く、欲によって心身を傷める、欲全てが罪なのだということなのです。
さて、私の運命波学の検証はまだまだ途中段階です、これからも研究は一生涯続きます、あくまでも本テーマは「五行思想の5元素から波の6要素に気付き6元素を導き出した」ということにテーマを絞りました。
波の要素そのもので六元素と十二の生体リズムの全てが説明できます、そしてそこから相性や予測もできます、波の要素の解明から生まれた学問なので後に「運命波学」と命名したのです。
そして、これらの一連の波の要素研究から生まれたもの、それが「運命波学」の基礎理論であり「運命波学」の六気質と十二運勢リズムなのです。
これらは別の章で詳しくお伝えいたします。