2024年12月23日 07:00
前回までの「五行思想」による生態リズムの解明で、「リズム=波」という仮説を基にした解析ですが、図に示すと次のようになります。
この画像は、私が波学理論を検証する際に愛弟子にホワイトボードを使って説明した時の写真であり、初めて他者に理論を伝承したときのものであり極めて貴重な画像です。
※数字はリズムの元素=状態を示します。
そして、山を陽(図では+で示しました)、谷を陰(図では-で示しました)、上りを陽(図では+で示しました)、下りを陰(図では-で示しました)として表しました。
図のように動作を表す要因は4つ(++、+-、--、-+)、0地点と交差する状態が2つ(0-+、0+-)で6つの状態=元素で表されるということが判ると思います。
さて、「五行思想」では、それぞれに木、火、土、金、水を当てはめます。
図で言うところの動作の「++」は「火=夏=南」、「+-」は「金=秋=西」、「--」は「水=冬=北」、「-+」は「木=春=東」になることが「五行思想」から解ります。
また、0地点の「0-+」と「0+-」は「土=中央」であると、考えます。
すると、「五行思想」は物質を解明するには正解であった木、火、土、金、水の5つでなく、生態のリズムを解明するには、中央の「土」には2つの元素を入れた木、火、土1、土2、金、水という6つの元素が不可欠であったはずです。
その証拠が、なんと「五行思想」の守護神にありました。
守護神とは各5元素を守る神で、「木=青龍」、「火=朱雀」、「土=黄龍」、「金=白虎」、「水=玄武」とされています。
ところが、ある時点の「五行思想」の守護神の項目を見ると、突然のように「土」に当たる中央に「黄龍、麒麟」となんと2つの守護神が連記されているのです。
これを最初見たときには、正直パニックになりました、意味が解りません、なぜ突如として「土」に守護神が2つなのか?
しかし、宇宙のリズムは宇宙空間で安定する6の元素が必要、そしてリズムは「波」によって説明できるという仮説を元に解明していったときにようやく解ったのです。
そう、中央は「波」の0地点、陰陽2つの0地点が存在する、すなわち対局する2つの「土=中央」が不可欠だったのです。
これで、東・西、南・北、中央1・中央2で相互に対極を成し、運命リズムを解明できるようになったのです。
中央に2極が存在することで、3次元空間になります(正四面体)、また時間軸として考えてもよいです。
また、これを更に深く解明していくとその後に発生した易、風水でいう「鬼門」、「裏鬼門」も同時に説明が付きました。
冬に冷たい風が吹く方角が「鬼門」ではないのです、仮説が正しければ「鬼門」であるから冬に冷たい風がその方角から吹くのです(吹かなくてはならない)、そして夏には湿った熱い風が「裏鬼門」から吹くのです。