2024年8月 9日 07:00
皆さんは、いろいろなビジネスに関わっていると思います。
その中で多くの顧客を抱えていると思いますが、どちらかを優先しなければならなくなった場合に古くから取引のある顧客と初めての顧客のどちらを優先しますか?
商社であれば在庫が100個しかないとします、古くからの顧客から100個、同様に新規取引の顧客からも100個の注文が入りました、そしてどちらも急ぎだと言います。
この場合、皆さんはどちらを優先し納品しますか?
レストランの場合でも同様に、常連客と一見の客の双方から同時に同じ内容のオーダーがありました、どちらを優先に料理を出しますか?
これも、いろいろな人の価値判断によって異なると思うのですが、私は「新規取引の顧客」を優先するようにしています。
その理由ですが、古くからの取引先はお互い信頼関係が既に構築されています、それに甘えると言うわけではありませんが事情を正直に話すことによってある程度の理解が得られると思うからです。
対して、せっかく当社を指定してもらった新規の取引先に最初から我慢してもらうわけにはいきません。
ビジネスはすべて最初がすごく肝心で、それによって二度と取引出来なくなる可能性もあります。
更に常連客はそういうことは1度や2度ではないと思いますし、他の客を優先して我慢してもらうことも、「常連客への特別な意味での信頼感を示すサービス」として理解してもらえると思うのです。
ただ、これもその企業やお店によって異なります。
何時も買ってもらったり利用してもらう客を優先する、という考えもあると思います。
こういうところでも、大きく「価値観」」が分かれるところです。
私的には「古くからのお客さんに我慢してもらう」、これは一つの大きな特別なサービスだと考えて意識的に行います。
それを理解して頂けないのであれば、例えどんなに長い付き合いであっても離れて行かれることを拒みません。
何故なら、私は自身の持つ価値観を共有できる人が自身にとっての最大の信頼できる人だと考えているからです。