2024年7月 8日 07:00
私の「地球上の全ての生命体は生まれ持って宇宙の力を享受している」という自論は、現在の科学的に明らかになっている事実を元に推測したものです。
しかし、これと同様の疑問を解決しようとした思想(学問)があります、それが中国古代思想である「五行」です。
「五行」は、西暦250年ごろに理論化されたと考えられていますがその8百年も前から継続して研究されていたことが判っています。
つまり、思いつきで生まれたものではなく長い年月と多くの人の検証によって立証されたものなのです。
研究のきっかけは、「繰り返される黄河の大洪水や寒波などの自然災害を予知する目的」だったようです。
研究が進むにつれ月齢による暦を創出し、地球の他に5つの星が太陽を回っていてそれが地球にも影響を与えているなど、多くの発見と研究成果によって学問として確立されていきました。
私が、最も驚く事実に天体望遠鏡が無い時代に、太陽を横切る小さな丸い影の発見を皮切りにどうして惑星の存在を知りえたのかです。
これらは、「五行」から「木・火・土・金・水」の各元素を割り当てられ、太陽に近い惑星から水星・金星・火星・木星・土星と命名されました。
ちなみに、土星の外側に太陽を回る他の惑星(天王星)が存在するのを発見したのは、それから1500年も後のことです。
その後、「五行」は多くの研究者によってカテゴリー別に研究されていきました。
「五行」の元である方位と色による関係を更に深く解いた「風水」、生まれた日による宇宙リズムの関与を解いた「四柱推命」などが発祥しました。
更に、その後先発していた「陰陽思想」が「五行」に加わり「陰陽五行思想」が誕生しました。
これらから派生した多くの理論は、今もなお全世界の多くの研究者によって引き続き研究されているのです。
これらの理論は俗にいう「占い」とは違います。
占いとは、偶然性から幸運・不運を導くもので例えば花占いやカード占いなどです。
しかし、「五行」から生まれたものは、数学・科学・統計学の集合体である学問や科学そのものなのです。