2024年4月 8日 07:00
日本の暦には、季節を表す指標として「夏至」や「冬至」などが記されています。
これらは全て中国から伝来した、「二十四節気(にじゅうよんせっき)」(節季でなく節気である点に注意)という季節を表す歴注なのです。
「二十四節気」は、太陽の1年間の地球を中心とした軌道(黄道)を5度づつ二十四に分割した、見かけ上の太陽が地球を回るポイントを表したものです。
「二十四節気」は、立春に始まり雨水・啓蟄・春分・清明・穀雨・立夏・小満・芒種・夏至・小暑・大暑・立秋・処暑・白露・秋分・寒露・霜降・立冬・小雪・大雪・冬至・小寒・大寒、と続き一年間の季節を24の単位で表します。
また、一つの「二十四節気」を更に3等分した、約5日間を「七十二候」と呼び、詳細にその季節の情景を表すようになっています。
そう考えると、先人たちの季節の移り変わりを楽しんでいた情緒豊かな感性を感じます。
また、農作業の指標や冬の準備など、生活のリズムを広く人々に伝えるように考え出されたものです。
「大寒」は旧暦でいう最後の「二十四節気」です、次は「立春」で1年の始まりを告げるおめでたい日となります。