私が考案したオリジナルラーメンが大ヒットで、毎日飛ぶように売れています。
カレーのようでカレーではないスパイシーなネパレーゼラーメンが完成し、ネパレーゼレストランで定番メニューとして採用されました。
既にメニュー化していたスープモモ(ネパール餃子のスープ版)のスープをベースに、スパイスを変えヒヨコマメやクルミの粉を使ってコクととろみを付けています。
ラーメン好きな人にも好評で、予想外の人気メニューとなっています。
麺もトッピングも私が厳選したのですが、特にこのスープに合う麺を探し出すのに苦労しました。
トッピングは、オリジナルレシピのマイルドに味付けした鶏チャーシューです、スープのスパイスと対照的にほっとする味付けにしています。
つるつるしたストレート麺ですが、しっかりとスープが絡みつきます。
お店で出てくる状態。
見た目ほど辛くは無いです。
尚、このラーメンにバリエーションを付けて、ネパレーゼラーメンのFC化も事業として現在検討中です。
お供は勿論、ネパール餃子の「モモ」に決まりですね。
世界三大料理は伝統的には中華・フレンチ・トルコ料理ですが、近年のミシュラン・ガイドによれば世界の美食はフレンチ・和食・中華・イタリアン・インド料理が世界5大料理ということを示しています。
また近年では、フレンチ料理を中華料理にアレンジしたヌーベルシノアに代表されるように、5代料理をミックスさせた新しい料理の流れが起きています。
例えばインド料理では定番のナンはイタリアンのピザのようにアレンジされています、私はそのナンの中にチーズを入れてピザ風味のチーズナンを考えました。
ナンの生地でチーズを包み丸く伸ばして焼くとチーズピザのような味になり、ハムや野菜をトッピングすればまるでイタリアン料理のようになります。
そして、先日そんな実験研究を繰り返していて生まれたのがハニーチーズナンです。
ハチミツとシナモンは世界中で薬として民間療法に使われているということで、チーズナンにハチミツとシナモンパウダーをトッピングしました。
これ絶品です、ナンで作ったボリューミーなメニューが完成しました。
インド料理店のマスターは友達の店にも教えるとのこと、インド料理店でどんどん広まってほしいメニューが完成しました。
インド料理に「アルジラ」というポテト料理があります。
アルはジャガイモでジラはクミンというスパイス、つまり油でローストしたクミンを蒸し焼きにしたジャガイモに絡めたスパイシーな料理です。
その独特な香りはスパイス好きな人には堪らない逸品ですが、日本人には苦手な人も多いのも確かで、誰もが好んで食べる料理とは言えないものです。
そこで日本人の舌にも合うように、クミンをトウガラシ・サンショウ・オレガノに変えて塩を少々加えて炒めてみたら、ピリ辛のポテトの味がしっかり楽しめるハーブスパイシーローストポテトが出来上がりました。
これをインド料理のお店でメニュー化したら、ビールのおつまみに多くのお客様が注文してくれるようになり今では定番メニューになっています。
舌が痺れるような激辛バージョンも好まれ、その名も「バクダンポテト」、私が命名いたしました。
ジャガイモは軽く茹でてからキャノーラオイルで炒めながら塩とスパイス類を加えます、ここでオイルをオリーブオイルにトウガラシを黒コショウに変えるとイタリアン風味にもなります。
ジャガイモのカットとオイル・スパイスを変えるとどのようなカテゴリの飲食店にも合わせることができます。
「生野菜はどうも苦手で・・・」という高齢者や男性向けに考えたメニューで、その名も「ロースト野菜のバーニャカウダ」です。
ちなみに、「バーニャカウダ」とはアンチョビソースのことです。
生野菜を軽くステーキ用の鉄板で焙って半生状態にして、生野菜が苦手な人向けに味をまろやかにして消化吸収を助けています。
野菜独特のエグ味を消し本来の甘みも増し、ナス・ズッキーニ・パプリカ・グリーンアスパラ・カブ・コリンキーなどにはぴったりの野菜料理、しかも中はシャキッとしていて非常に美味しいのです。
身体を冷やしてしまう生野菜も、熱を少し加えるだけで生で食べても身体を冷やしません。
寒い冬にも生野菜をバリバリ食べたいニーズにも応えて、ソースも思考を凝らして専用ソースを考えました。
味変として、オリーブオイルと岩塩だけでもさっぱりとして大変美味しいです!
3分程の調理時間で本格的なイタリアンが楽しめるメニューとして、タンポポジェノベーゼを使用した一品をご紹介。
食用タンポポを大量に収穫し、利用法に困っていたとき思い付いたのがバジルの代わりにタンポポの葉を使ってジェノベーゼソースを作ってしまうというもの。
これは大当たりました、オイルシールドして冷蔵庫に保管すれば半年以上も持つ事が解りました。
尚、タンポポでジェノベーゼを作る際に入れるナッツはローストしたクルミが風味が合うのでお奨めです!
このタンポポジェノベーゼを鶏肉と赤・緑パプリカをニンニクを加えたオリーブオイルで炒めながら塩と共に加えるだけ、肉に火が通れば出来あがり。
黄色ではなく緑パプリカを使用したのは、写真を見て解る人は解ると思いますがイタリアの国旗であるイタリアン・トリコロールにしたいからです。
何と4人前の量でわずか2分ちょっとで調理できました。
料理は既成概念を壊すことから進化します、常識やルールに拘っていたら新しきものは何も生みません。