2024年10月25日 08:00
大きな軽石鉢にシダやコケを寄せ植えして岩肌に自生する山野草の風景を模した盆景を造りました、大きな和食器か盆に砂か小石を敷いて飾れば山野草盆景として盆栽店などで委託販売してもらえると思います。
ソイルは枯葉が堆積した山の土と同じ種のピートモスを使います、ここで注意すべきは軽石鉢は水の蒸散が半端なく激しいので保水性が極めて高いソイルを選ぶ必要があります、例えば粘土のような粘性の高い土質にすることが重要です。
また飾る際には大きな水盤に水を張るか大きな和食器に砂か小石を敷いて常に湿らせておくと長期間成長を楽しむことができます、シダや山野草類はとにかく水切れが命取りで水分がソイルから完全に抜けると一瞬で萎れてしまいます。
正面からはオオバノイノモトソウと蔓植物のテイカカズラしか見えない景観
横から見ると隠れていたアラハシラガゴケとヒロハヤブソテツが見えるという、
当に山の近景の景色
ここをしっかり拘りを持って造るか手抜くかで盆景の価値が大きく変わります
写真では一方向の表面の景色しか解りません、
実勢に山や野に行って自然の遠近の景色を自分の目で見てしっかり記憶し、
自然のありのままの姿を模すのが盆景の妙
☆創作ノート
・山野草 テイカカズラ
・シダ オオバノイノモトソウ(栄養葉)、ヒロハヤブソテツ
・コケ アラハシラガゴケ
・ソイル ピートモス(コーナン)
・盆 軽石鉢