時事ニュース 2024 vol.04
Web3.0・ブロックチェーンを活用したデジタル公共財等構築実証事業 2024.2.2
※この記事では、世界のAI・ブロックチェーンに関連する時事ニュースを取り扱っています。
経済産業省が令和5年度補正予算である「Web3.0・ブロックチェーンを活用したデジタル公共財等構築実証事業」を実施する委託先を募集開始した。
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事業概要
各業界もしくは業界横断のWeb3.0・ブロックチェーンを活用した
デジタル公共財等構築に係る実証を支援し、かつ、成果物として、
横展開等を促すためのガイドライン作成・データ標準策定・データ
連携基盤構築等に取り組む。
※デジタル公共財とは、国連において「持続可能な開発に資するオープンソースのソフトウェア、
オープンデータ、オープンAIモデル、オープンなデータ標準、オープンなコンテンツ」と定義され
ており、本事業においては、公共性が高く、産業及び社会の課題解決に資するオープンな
デジタル制作物(特にデータ標準・データ連携基盤)を指す。
https://www.meti.go.jp/policy/economy/keiei_innovation/sangyokinyu/Web3/yosan_R5.pdf
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いわゆる国プロだが、ブロックチェーンによるデジタル資産の安全性の実証試験をして、成果が出れば、順次採用検討していく形になるのでしょうか。
データを守る「データセキュリティ」を国としても採用していく方針であるということは、それらのデータがいま脅かされているという危機感を抱いているのも事実だということですね。
特に、オープンなAIのモデルを改ざんから守ることはブロックチェーンの一つの役目になりそうですね。
時事ニュース 2024 vol.03
AWSが日本に2兆円投資(生成AI利用増に対応) 2024.1.19
※この記事では、世界のAIに関連する時事ニュースを取り扱っています。
AWSが2023~2027年の5年で、日本に2兆2600億円の投資をすると発表しました。
生成AIの普及に伴うデータ量増に備え、
データセンターへの設備投資を増やすようです。
また、AWS(amazon)以外にも、
マイクロソフトやグーグルがデータセンターへの投資を急いでおり、
生成AIのトランザクション増加に対応できる強固な体制を準備しています。
生成AIでは、そのデータの入力や出力で、多くのトランザクションが発生すると予想されます。
中でも、リアルタイム処理に近いものは、インターネットを介して高速で判断する必要があります。
トランザクションが激増することにより、
ネットワーク障害やサーバー障害も発生してきます。
安定して利用できるクラウドサーバーがあれば、より生成AIの普及が進みます。
今は、アメリカ3社ですが、さくらインターネット等、国内企業も勢力を拡大していただきたいですね。
時事ニュース 2024 vol.02
アニメ分野で生成AI×ブロックチェーンの活用模索 2024.1.10
※この記事では、世界のAI、ブロックチェーンに関連する時事ニュースを取り扱っています。
アニメ分野にて、生成AIやブロックチェーンを活用した「アニメチェーン」の準備委員会を、
複数のAIやブロックチェーンに関する有識者らをメンバーとして設立すると発表されました。
生成AIとブロックチェーンは、以下の用途で活用されます。
1.クリエイターの権利尊重のため、学習に使用されるデータを全て著作権の許諾を受けたもののみで行う
2.それらを証明するために、ブロックチェーンに開発プロセスと著作権を記録する
3.そのデータを基に、著作権者へコンテンツの収益を分配する。
これらは、ブロックチェーンはデータの改ざんができないため、
生成AIの学習データに何を使用したかを明確に記録することができます。
学習データに著作権を紐づけて、記録しています。
暗号資産による収益分配も考えられそうですね。
AIとブロックチェーンのひとつの連携の形として、
学習データの証明は、アニメーションだけでなく、様々なAIで活用できます。
このような活用方法は、このプロジェクトだけはないですが、
様々な業界で、Aブロックチェーンで学習データの信頼性を担保する必要が出てきそうです。
時事ニュース 2024 vol.01
生成AIによる対話型システムを電気自動車へ搭載と発表 2024.1.8
※この記事では、世界のAIに関連する時事ニュースを取り扱っています。
ソニーとホンダが高付加価値電気自動車を生み出すために共同出資で作った会社、
ソニー・ホンダモビリティが、生成AIを使った対話型システムにおいて、
マイクロソフトと提携すると発表されました。
マイクロソフト社のアジュールオープンAIサービスを活用するようです。
AIとの会話で車に指示を出せるようにするとのこと。
AIのハードウェアについては、いわずもがなクアルコムが入ってくる様子。
未来的で、ますます便利になっていきますね。
ただ、これらの技術の裏には、AIに対する攻撃についての防御策もしっかりしておかなければならないです。
今は、攻撃者もAIを使ってくる時代になってきており、
今後、ますますAIのセキュリティが重要視されるようになってきますね。