最近特に師匠から「割り込み処理を先に終わらせろ」とご指導いただいています。
ITでいう割り込み処理とは、CPUが今やっている処理を一時停止して急ぎのイベントを処理し終わったら元の処理に戻る仕組みです。 CPUは本来プログラムを順番通りに実行します。 しかし、キーボード入力やネットワークからのデータ到着など今すぐ対応すべき出来事が起きると、状態を一度保存して割り込み処理を行い完了後に続きを再開します。 イベントが起きていないかを常に確認し続けるポーリングを延々と行うより、何か起きたときだけ反応するほうが無駄が少ない、という発想です。
一方で、ITの世界には「割り込みをキューに溜めて、あとでまとめて処理する」というやり方もあります。 割り込みが多すぎると一つ一つに完全対応していられないのでとりあえず受け付けてキューに並べておき、落ち着いたところでまとめて処理するわけです。 また割り込みには優先度をつけ高いものから順に処理し、緊急性の低いものは後回しにする仕組みもあります。 人間の仕事で言えば、発生した業務の依頼をひとまずタスクとして書き出し優先度をつけたうえで時間を決めて一気に片づけていくイメージです。
ただここで行き詰まることもあります。 キューに積んだとしてもその山を処理しきる時間もパワーもなければ割り込みタスクは増え続けるだけです。 ToDoリストばかり肥大していき、頭の片隅のノイズが増え、メインの仕事にも集中できなくなります。 溜めても実行できないならその溜め方や受け方そのものを見直す必要があります。
ITでは「割り込み禁止」という考え方もあります。 重要な処理中だけ一時的に割り込みを受け付けないという仕組みです。 仕事においても本来の目的と関係が薄い仕事は優先度を下げる、そもそも必要のない仕事は安請け合いしない、といった姿勢がこれにあたります。 何でも受けてとりあえずキューに積む、リストに加えるのではなく、必要性の薄いものは「これは受けない」と決めることで全体のフローを維持し、仕事の流れを滞らせないようにすることが大切です。
割り込み処理を先に終わらせるためには、受けた以上はさっさと片づけて残さないこと、そしてそもそも不要な割り込みはむやみに増やさないこと、その両方が必要でした。 「割り込みを溜めず、受けるべき割り込みだけをさばく」という当たり前のことをどれだけ徹底できるかが、自身の仕事の質と心の余裕を生んでいくのだと感じています。
人生のツケは必ず回ってきます。
それはある日突然の出来事としてではなく、「自分の癖」の積み重ねとして現れ、今の自分の足を引っ張ります。
先送りする癖。やりかけで放置する癖。自分との約束を平気で破る癖。
これらを長年放置してきたツケが、今の自分に返ってきています。
十五年前、師匠から「毎日ブログを書け。アウトプットしろ」と教えていただきました。
それでも私は忙しさや言い訳を盾にして他のことを優先し続けていました。
やらなかった日が積み重なり、「先送りしてもまあいいか」という癖が自分の中にすっかり染みついてしまっていました。
最近になって、「ブログを書けば仕事は今の10倍速くなる」と改めて師匠から教えていただきました。
実際、師匠自身は毎日のアウトプットで思考の整理と判断のスピードを上げてこられた方です。
その言葉とともに再び強くご指摘いただき、ようやくそれがこれまでのツケなのだと自覚しました。
思い直し、学び直すために、今はブログを毎日必ず更新しています。
その中で一つだけはっきりと気づいたことがあります。
今日「これをやる」と決めたことを、その日のうちに必ず終わらせること。
それを続けることで、自分の中にリズムが少しずつ生まれてきていると感じています。
師匠から教えていただいた「ルーティーンをこなすことで自身の流れを作る」という言葉の意味が、ようやく腑に落ち始めています。
「必ず終わらせる」という行為は、長年染みついた悪い癖を少しずつ矯正していく作業なのだと思います。
その小さな積み重ねこそがツケの返し方も自分の癖も変えていく一番の方法だと、師匠とのこれまでの経験から実感しています。
今日必ず一つ終わらせることを続けます。
自身の癖を矯正することが仕事のスピードを上げ、皆の時間を無駄にしないことにもつながり、さらに自分の覚悟を育てていく手段だと、師匠からの教えを通して感じています。
師匠からは常に「流れを意識しろ」と教えていただいています。 複合的な状況の先を見通し、数手先まで読み自ら流れをつくること。 言葉にすれば簡潔ですが実践するためには知識に基づく幅広い状況把握と数多くの経験を基にした流れの変化の洞察、解決法を考案し即実行する行動力、覚悟・判断していく胆力が必要となります。 師匠はまるで量子コンピューターを搭載しておられるかのように簡単にやり遂げていらっしゃいますが、その陰にある努力は計り知れません。
もちろん誰もが直ぐに同じようにはできません、師匠はこうも示してくださっています。
「自分にその能力が無い人や獲得できない人は理想とする世界を得られないのでしょうか、否可能です、そういう思考ができる人のできるだけ近くで活動し人生のパイロットランプの如く意識して思考と行動を真似するだけでよいのです、これも一つの成功するための流れに素直に従うということかもしれません。」
出典 悠々スローライフ 「流れの意識~充実した人生を送るために」
まずは教えを素直に真似ることから始める。 真似をするというのも決して容易ではありませんが、自分にできるところから慣らし少しずつ広げていくことを続けたいと思います。
物事はうまくいく時もあればそうでない時もあります。 結果が伴わないのであればそのような結果を生み出すような行動を自らが選んでいたということ。 自身の行動は変えられるのですからうまくいく流れを作ることが大切と教えていただきました。 毎日のルーティーンも自身の流れを作ることに大きな影響を与えるそうです。 改めて学び直し、教えにしたがって実践することが何より重要だと実感しています。
師匠が示してくださるゴールの姿を目指し一段ずつ階段を上り、流れを感じられるようになりたい、自身の振る舞いを再構築して着実に歩みを進めたいと思います。
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このブログは、師匠から教えていただいたことを記すものです。
師匠のブログは以下にございます、リンクから是非ご覧ください。
愉々快々(完結)、行雲流水(完結)、経営者思考塾(完結)、経営者駆け込み寺(更新中)
師匠と関わらせていただくと気づくことがあります、一切迷いがないのです。 常に即断即決をされており、その決断が前回お伝えしたユニオン思考、自社も相手も世間も良しの三方良しが成り立っています。 どうしてこんなことができるのか師匠から教えていただいていたのですが、それは常に先を見越して考えていらっしゃるからだそうです。 一手先ではなく数手先を読みどんな状況にも対応できるように日々考え抜いていらっしゃるそうです。 状況が変化しそうな場面でもどちらに転んでも三方良しで相手にも利があるように準備していらっしゃいます。 そのような準備を常にしておき心をクリアにしておくことが成功の秘訣とのことです。
私自身はまだまだ視野が狭く目の前のことに追われています。 それでは少し状況が変化しただけで対応できず成功から遠ざかってしまいます。 よく師匠から「心がザワザワしている」とご指摘いただくことがあります。 この状態のときは目の前のことで目一杯になっている状態であり、そのままではビジネスどころか誰も寄ってきません。 今は一人では解決できないことや時間がかかることに対して皆の協力を得て乗り切り、様々な懸念材料を消していくことで心をクリアに保つようにしています。 そうすると自然と協力いただいている皆さんへの感謝も生まれてきますし、何より考える時間と心の余裕が出てきます。
師匠は考える時間を特に大切にされていらっしゃいます、常に周りの皆が成功することを考えていらっしゃいます。 だからこそ師匠の周りには個人の方から大企業の重役の方まで自然と人が集まってくるのだと思います。
成功するにはユニオン思考で考え抜くこと、そして準備を整えておくこと。 そのために心をクリアにしておくことが大切です。
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成功の秘訣として教えていただいた「ユニオン思考」は、関係する人々が"ひとつのまとまり"として機能し共存共栄を実現する考え方です。
EU(European Union)や労働組合(labor union)に見られるように、別々の存在が結びつき価値を高め合うのがユニオンです。
師匠が実践しているのは「その時何が求められているのか」「自社は何を提供できるのか」「社会にどう役立つのか」をすべて把握したうえで事業を作り、求めている相手に必要なものを提供して社会に貢献することです。
この姿勢の核をなすのが「感謝」だそうです。
皆がひとつの社会を形づくり、買い手がいてこそ価値が成立し、社会の期待に応えてこそ事業は続きます。
出会いも機会も当たり前ではないという有難みを忘れてはいけないのです、これは身に染みて受け止めております。
まずは小さなところからでも実践と積み重ねです。
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