
中小企業のための補助金・助成金(10)
補助金が公募される時期
補助金は公募される時期がだいたい決まっています。例えば中小企業庁などの補助金では国家予算に流れがありますから、その流れに沿って経緯を見守ることができます。おおよそ夏くらいに概算要求が各省庁から財務省に出されます。そこでどんな補助金が計画されているかがわかります。財務省を通過して予算案が出来上がるのが12月頃です。その後、国会にて予算が承認され1,2月頃に補助金の事務局が公募されます。事務局が決まればその後は2,3月に補助金公募が開始されます。この場合は補正予算の補助金ですね。通常の補助金5月頃に公募開始されます。
また上記以外に年に何回も公募されているものもあります。ものづくり補助金や事業再構築補助金(新事業進出補助金に変わりました)などですね。こういった補助金は公募→締切→採択流れで、3~4か月ごとに繰り返し公募されています。比較的複数年同じ補助金が予算化されているものもあれば単年度で終わるものもあります。同じ補助金が来年もあるとは限りません。狙っている補助金があるならば早めの段階で公募できるように準備しておきましょう。
補助金は政治の流れに大きく影響をうけます。いまなら所得倍増を掲げているのでそれを満たすような企業が採択されます。特に12月~1月は政治・国会の状況を観察しておくと次に出てくる補助金を把握しやすくなります。
代表にお分けいただいた若木の生長記録です。2025/8/24時点

夏の終わりから秋にかけて蝦夷松はゆっくりと次の季節への準備を始めます。
本来蝦夷松は北海道や寒冷地に自生する樹木で冷涼な気候を好みます。
そのため日本の多くの地域では真夏の高温が苦手で、成長が止まり気味になります。
夏の間は見た目には大きな変化がないように見えても、実は株が体力を温存しながらじっと耐えている状態です。
秋に入り朝晩の気温が下がってくると蝦夷松にとっては過ごしやすい環境となり、枝先の芽が少しずつ動き始めるようです。
春ほど勢いよく伸びることはありませんが、株全体が落ち着きを取り戻し葉の色つやも徐々に良くなっていきます。
秋は日差しが和らいでくるので、できるだけよく日の当たる場所に移してあげるとよいでしょう。
くらしの園芸
代表にお分けいただいた若木の生長記録です。2025/8/24時点

夏の終わりから秋にかけては赤松にとって少しずつ季節の変わり目を感じる時期のようです。
真夏の強い日差しと暑さを乗り越えた株は、これから迎える冬に向けて体力を整えていきます。
夏場に伸びた新芽がしっかりと固まり、青々とした葉が元気に広がっています。
赤松は一年中緑を保つ常緑樹ですが夏の間は成長がやや緩やかになり秋になるとその勢いが少しずつ落ち着いていきます。
秋は大きな成長期ではありませんが根や枝がじっくりと力を蓄える時期だそうです。
気温が下がり始める秋は赤松にとって過ごしやすい時期でもあります。
日差しも和らぎ葉焼けの心配も少なくなるため、しっかり日光を浴びせておくことが大切です。
くらしの園芸

中小企業のための補助金・助成金(9)
補助事業完了後も終わりではない
実績報告書や各商標(注文書、請求書等)を提出し入金まで終わったら補助事業は完了です。ですがその後もやらなければならないことは有ります。行った補助事業のその後を報告する義務が5年間あります。
なぜそんな義務があるのでしょう。そもそも税金で行った事業なので利益が出たら返す必要があります。補助いただいたのに利益が出ても自社だけのものというものは通りません。もちろん利益が出なかったりまだまだ開発する要素があって利益化できないのであれば返金する必要はありませんが、利益が出たのなら返金しなければなりません。それらの状況を確認するために報告を行うのです。
ただ、そんなにうまくいく事業は多くありません。そこで補助金を出す組織は、例えば中小企業庁であれば、雇用を増やしたり、現在であれば給与を増やすことを要求したりしています。それらが守られているかのチェックも含まれます。また補助事業で購入した装置も補助事業以外の使用は禁止されています。特にサーバーやPCなど汎用性が高いものは注意が必要です。
補助金は税金がもとになっていますのでいろいろな制約が付きますが、それでも事業を推進するにあたって非常に有用な制度なのでぜひ利用していただきたいです。