2025年12月 1日 10:00
高市政権の政策の一つとして、日本成長戦略本部が掲げる17の戦略分野への重点投資があります。 その分野は、AI・半導体、造船、量子、バイオ、航空・宇宙、デジタル・サイバーセキュリティ、コンテンツ、フードテック、資源エネルギーGX、防災・国土強靱化、創薬・先端医療、核融合、重要鉱物、港湾ロジスティクス、防衛、情報通信、海洋です。
いずれも重要な分野ですが、この中でも特にAI・半導体、デジタル・サイバーセキュリティ、情報通信は、インフラとして非常に重要な役割を担います。
AI・半導体分野は、いわば経済全体の「脳」に相当するインフラです。今ではあらゆる産業において、AIの推論と、その計算資源となる半導体は欠かせない存在となっています。
情報通信分野は、神経ネットワークにあたるインフラといえます。 高速通信を実現し、リアルタイムでデータを収集・伝達するための重要な基盤となります。
デジタル・サイバーセキュリティ分野は、その脳と神経を守る「防衛線」となるインフラです。 人間の体でいえば、頭部や脊椎を保護する骨格や、外敵から身を守る免疫システムにあたります。 サイバー攻撃が常態化した現在、この分野への投資が滞れば、社会全体がたちまち機能不全に陥りかねません。
これらの分野に継続的に投資し、成長させていくことが、他の分野の発展をも牽引していきます。 そして、まさにこの領域にこそ、ベンチャーが生きる道、成長していく未来が見えていると言えるでしょう。
